この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第32章 二人だけいなくなる
『だから、何も話さなくていいわ…ただ側にいてやって欲しいのよ。無駄にプライドばかりは高いから…彼が話してもただ聞くだけで良いの』

『わかりました』

『ありがとう信人さん。来たばかりなのに色んな事に巻き込まれてしまったわね…謝らせてちょうだい』

『いえ、そんな…一郎さんの…ご遺体は…?』

『今、真理子と父が引き取りに行ったわ。通夜や葬式はしないでおこうと思うのよ…達弘や優子の事を考えると、あまり荒立てたくないの』

『優子にはなんて説明したんですか?』

『…一郎叔父さんは仕事の都合で岩手に朝イチで転勤したと…紗江義姉さんは御実家のお母様が倒れたから介護へ行くと…そう今の所は言っておいたわ。とても寂しがっていた…あの子は一郎も紗江さんも兄や姉のように慕っていたから…』

『典子ちゃんは今後どうするんです?』

『私と真理子で時期を見たら村人達に説明するわ。理解を得られないのなら、今回の件を細かく話せばわかってもらえるでしょう…事が事なのだから…』

『…そうですか』

『はぁ…少し疲れました。私もそう長くはないわね、そう感じたわ。身体だけじゃなく心まで毒に侵され弱ってしまったのかしら…』
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ