この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第5章 宗二
優子ちゃんはニヤニヤしながら今度は僕の方へ火のついた煙草を向けてきた。

『ほれッほれッ』

そんな優子ちゃんに宗二さんが"やめなさい"と彼女の肩を揺する。

『ノブは煙草吸わねぇのが?』

『昔やめたんだよ』

『ふぅん』

優子ちゃんはフゥッと煙を吐きながら、ちゃぶ台の上にあるリモコンを手に取った。
サランラップで巻かれたそれは単純な物でボタンは少ししかなかった。

"次のニュースです…"モナリザを思わせる美しいハーフ顔のアナウンサーがこちらを見つめた瞬間、画面がガラッと変わった。

"いやぁ、美味しそうですね!"熱血で知られる元テニスプレイヤーの男性が饅頭を食べている。

『づまんね』

優子ちゃんはカチカチと音を立てながらチャンネルを変えていく。

"そうです…私が殺したんです"崖に立ち、男が警察に囲まれた女に告白している。

カチカチッと優子ちゃんは再びチャンネルを変えた。

『あッ!』

優子ちゃんはリモコンを持つ手を止めて、画面を食い入るように見つめた。

そこには黒いエレキギターを持った青年がマイクの前に立っていた。
スラリとした細身で金髪の男だ。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ