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鬼ヶ瀬塚村
第6章 晩餐
優子ちゃんはテレビを指指しながら僕に言った。

『オレな!ごいづら好きなんだわ!』

黒いギターの男が"1、2、3"とリズムを取ると爽やかなイントロが流れだした。画面下部に字幕が表示される"夏の君に恋して"
どうやら代目のようだ。

『ああ゙…がっごええなぁTSUNA!』

優子ちゃんは画面を凝視している。
長い睫毛に囲まれた目はキラキラと輝いていた。

TSUNAと言うのはそのバンドのボーカルのようだった。
深い二重目蓋を妖艶に細めながら歌っている。
詳しくは知らないが、僕も知っているバンドグループだ。

ベースの男がアップになると優子ちゃんは隣で"ああ、ええ音じゃあ…"と呟いた。

『優子ちゃん、音楽が好きなんだね』

僕が言うと優子ちゃんは嬉しそうに言った。

『オレ、がっごうのクラブでバンドやってんだぁ!オレがギダーでうだうだうんだッ!!』

『へぇ、ギター出来るんだね』

『あだりめぇよッ!オレ、がっごう卒業したら姉ぢゃんみたいに東京行っでミューヂシャンになるんだがんね!?』

優子ちゃんはニヤニヤしながらそう言った。

『馬鹿言うでねぇよ』

吾郎さんが呟いた。
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