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鬼ヶ瀬塚村
第6章 晩餐
『おめら2人はものすげぇ何かを秘めどるっでな。それはわじら他人にはわからん絆みだいなもんだぁ…』

『いやいや…そんな事は…』

『いんや、わじにはわがるッ!!オラぁだっでよう伊達に真理子のジジィじゃねッ!』

吾朗さんは湯飲みを飲みきると、その一滴を舌で舐めとり再び焼酎へと手を伸ばす。

『おめらの間のそれがなんだがはわがんね、けどな、おめの切迫じた顔見てオラぁそう感じただけじゃ。まぁ、死にかけのジジィの独りよがりな勘違いかもじんねぇがな…』

トクトクトクッ…吾朗さんは焼酎を注ぐ。

僕は吾朗さんの言葉を聞きながら、ちびりちびりと舐めるように焼酎を飲んだ。

"嘘つきッ!!"

脳裏に若い頃の真理子さんが浮かぶ。涙を沢山流しながら僕に言葉を、悲しみを、怒りをぶつけてくる。
絆…?…そうか"あの日"からもう7年…8年経つのか。

『いいのぉ!?姉ぢゃん!?』
優子ちゃんの大きな声がして、居間のふすまがサッと開けられた。
そこには瓜二つの顔をした真理子さんと優子ちゃんがいた。
真理子さんは泣きつかれたような顔をしていたが、綺麗に化粧を整わせていた。

『ごめんね、ノブ』
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