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あなたの胸の中で眠る花
第1章 過去

夕方、いつものようにお絵描きしながら父の帰りを待っていた。

先生が真っ青な顔で慌ただしく教室に入ってきたのを今でも覚えてる。

「こっちゃん!今から病院行くよ!」
「びょういん…?」

訳も分からず先生の車に乗り、隣町の病院に向かった。運転中、先生はずっと祈るように何かを呟いていて、私はそれをずっと不思議に思いながらも黙って見ていた。
病院に着くと、暗く真っ白な部屋に連れて行かれた。そこには、静かに眠る父がいた。

「パパだ!」

駆け寄って父に触れると、びっくりするほど冷たかった。

「パパは…どうして眠ってるの?」


あの頃の私は何も分からなくて、どうして皆悲しい顔をしてるんだろう?どうして先生は私を抱きしめながら泣いてるんだろう?パパは眠ってるだけなのに。そんなことを思っていた。





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