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人魚島
第4章 咲子の村案内
『生まれ付き両性具有者やけん、どっちつこてもオナニー出来よるけん』

『それじゃあまるでさながら魚人様じゃ無いか?』

『互いに孕ませ合える様な仕組みやけん、構わんけん…早く来てよハルくん…ん』

『ちょっと待ってよ、魚人様は本当に存在するの?』

『大潮の晩に衣姿で現れるらしいよ』

『一体何処から?』

『祠から…』

『祠?あのミイラが浮かんでる所?』

『せや、満月の大潮の晩にしか現れんけん、貴重やけん』

花子が溜め息を付く。
まるでさながら恋する乙女の様だった。

『早く会いたいな…うちだけの花婿さん…ううん、花嫁さんに…』

『花子は魚人様が好きなの?』

『うん?昔ねちょうど一年前かな、魚人様が人間の姿借りて現れたの…たちまち互いに求め合ったけんな、懐かしいな』

『それってウオト?』

『あれ?なんだぁ…お姉ちゃん何処迄話しはったんやろか?せやで、魚人様はウオトの事やで?衣の袖通してくれたけんな、月夜に飛べそうやったわ』

花子がモジモジしながら語り出す。
なんだか気恥ずかそうだ。

『ウオトに手で触られたわ…手マンって言うのかな?めっちゃ気持ち良かったわ』

『て、手マンされたの?』

『一つに結ばれる直前にお姉ちゃんがガサゴソ起き出してバレそうになったけん、離れたら空から大量の魚が降って来てそのままウオトの姿は見え無くなったわ』

『魚?』

『うん、魚が…生きた魚が…降って落ちて来たわ』

花子は思い出す様に一言一言噛み締めながら話していた。

『でな、翌日からはウオトの姿はやっぱり見え無くてお姉ちゃんは無理矢理ウオトの連絡先知ってたけん、コッソリ盗み見してウオトに電話したら今年もまた来てくれはれらしいねんッ!』

やや興奮気味に肩を揺らしながら花子が笑う。
僕も釣られて曖昧に笑みを浮かべた。

『ウオトとは相思相愛やねん、結ばれるけんな、ほら手で触って?』

花子が毛布を捲り陰茎を剥き出しにしながら開脚した。

『来て?』

イヤらしく誘って来る花子。
陰茎は小さく亀頭は張っていたが10㎝ばかりしか無かった。
ちょうど小学生位のサイズだ。
ヌラヌラ我慢汁を尿道の先から溢れさせている。
僕はどちらを触れば良いのか解らずやきもきしながら『どっちから触れば良いの?』と小首を傾げた。
花子が『陰茎はそこまで感じんけん…手マンして?』とねだる。
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