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人魚島
第4章 咲子の村案内
『親戚ぃ?怪しいなぁ』訝しむ高山先輩。
本当に若い頃の小栗旬にソックリだ。
咲子が応援し入れ込む理由が良く解る。
『噂じゃよ、セックスしたらしいじゃねぇか?』顎をやや上げながらつっけんどんに話す高山先輩。
互いの間に見えない火花が目元にバチバチ光っていた。
『したよ?』仕方無いので素直に答える僕。

『なんだ、なんだ、コンドーム持ってんのかよ?』

『三咲さんに貰ったし、橘さんからも貰ってる』

『三咲ぃ?ああ、あのエロいオバサンか』

『うん』

『後そのオバサンの若い燕だろ?橘って奴は』

『うん』

『射精したのかよ?お前童貞やろ?』

ニヤリと核心を突いて来る高山先輩。

『うん、文句ある?咲子も処女だったよ?お陰様で何度もイッたよ?』

ケロッと答えてやる僕。

『咲子はこの我が校のカリスママドンナじゃけん、渡さんけんな』

『関係無いじゃん』

僕は腕を組んだ。
そして脚をクロスさせる。

『関係あるけん、返せやハゲッ!』

『嫌だって言ったら?』

『ぶッ殺す』

不意に高山先輩が手にしていた重そうな金属バットを空中高くに振り上げた。
慌ててかわす僕。
寸での所で回避出来た。 

『危無いじゃんッ!』

叫ぶ僕の胸ぐらを掴む高山先輩。
そして激しく揺さぶられた。

『お前な、俺は毎日夜な夜な咲子のアソコ想像しながらマスターベーションしてるんやぞ?』

尚も揺さぶりながら続ける高山先輩。

『あいつどんだけ魔性やねん?耐えられんわ、林ともあいつでモメて別れたわッ!林は嫉妬深かった…束縛も半端無かった』

『だから知ら無いよ』

無理矢理高山先輩の手に両手を重ねて半ば力付くで引き剥がし襟元を正した。
UNIQLOの安物のシャツが見事に伸びてくたっていた。

『別れろや?』

『だから付き合って無いよ』

『じゃけんセックスしたんじゃろ?』

『したけど、それとこれとは別だよ』

『良いから別れろや?』

僕は苛立ち噂が島中にひろがっている事に腹立った。
そして『下ら無いな』と踵を返した。
そして原付に股がり『またね』と髪の毛を靡かせながら立ち去る事にした。
フルスロットルで駆け出し魚沼家を目指す。
見えて来た平山、黒い瓦がキラキラ反射している。
駐車場に原付を停めれば軽トラが停まっており橘さんと三咲さん帰宅した事に気が付いた。

『ハルくん…』
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