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人魚島
第4章 咲子の村案内
『母ちゃんは村一番の別嬪さんやったけん、飢えた男衆が常に目を付けとったけん、ま、今のうちみたいなもんや』

『しかし、年々あいつに…郁子ちゃんに似て来たな…目元なんかクリクリした子猫みたいやんけ』

清さんが咲子の頭をワシャワシャ撫でながら呟いた。

『髪の毛の艶なんかもソックリやな、郁子ちゃんに似て将来は益々別嬪さんになりよるな』

『母ちゃんは村一番の別嬪さんやったけん、似たらモテモテや、敦どうにかしてや、しつこいねん、うちのケツ狙ってんねん』

『そりゃしゃあ無いやろ?あいつかて立派な雄やけんな、しっかり結ばれたいんやろ、見も心も』

『あいつとは二度と口訊きたく無いけん、追い払ってや?』

『しかしなぁ、俺かてまだ郁子ちゃんの事気にして独身者や、おかんやおとんは口やかましく結婚しろ結婚しろやかましいけどな』

『母ちゃんは自殺して死んだけん、気にせず幸せになれや?』

サラッとおっか無い事を言ってのける咲子の頭をワシャワシャ撫でながら清さんが豪快に笑った。

『三咲ちゃんみたいに生意気やなぁ、先週全く同じ事言われたよ…ハハハ…流石親子やけんなぁ』

目を細める清さん、良い人オーラが漂っていた。

『次に郁子ちゃんに逢ったなら必ず明より先にプロポーズするよ』

『父ちゃんのがきっと早いけん』

『解んねぇぞ?さて、そろそろ昼食の時間やけん、坊主と仲良く帰れや』

清さんが蓮さんみたくシッシッとやるので、口内で飴玉を転がしながら僕等は原付に戻った。

『次は公園に案内するけん、蓮からもろた缶ビール呑も?』

キーを回してエンジンを回す咲子の後ろに股がった。

『行くけん、掴まっときや?』

咲子の乳房に然り気無く指先を這わせながら続いて次に公園を目指す僕と咲子。

『あ…ん』

咲子が小さく喘ぐ。

『気持ち良い?』

『ん…んッ!ハルキ、公園着いたら公衆トイレあるけん、そこの個室でエッチしよ?コンドームあるやろ?』

『まだ4つあるよ、僕もなんだか勃起して来ちゃった』

咲子の幼い首筋にスリスリしながら僕等はフルスロットルで公園を目指した。
木々に囲まれた埃っぽいこじんまりとした田舎の古びた公園だった。
割りと清潔な公衆トイレに半ば雪崩れ込む様に入り、鍵を締める。
途端咲子が『フェラチオさせて?ハルキの事気持ち良くさせたい』とファスナーを開けた。
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