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人魚島
第5章 夏祭り
『え?イクの?』

驚きと喜びと感動の波が押し寄せて来た。
遂に咲子が僕の陰茎であんあんイクイク言ってくれるのだ。

『うん…あ…ハルキぃ…ハルキぃ…気持ちええけん、気持ちええけん、そのままそこ突いててや?』

『解ったよ、動く前にコンドーム替えさせて?中ドロドロで気持ち悪いや』

僕は咲子の胎内から一度出て最後のコンドームの封を開けた。
そのまま素早くコンドームを装着し、すかさず咲子の胎内を貫く。

『あ…あ…そこじゃ無いけん、そこじゃ無いけん…もっと上…あ…そこぅッ!そこぅッ!そこぅッ!そこぅッ!』

『ここかな?ここが良いのかな?』

『あッ!あッ!見付けたけんッ!見付けたけんッ!そこやッ!あぁんッ!突いてッ!突いてッ!突いてッ!』

『あ…ごめん…ま、また出るッ!』
 
途端何故だか脳内がグニャリと変形し、咲子を花子に置き換えて僕は腰を振ってピストン運動していた。

『ごめん…花子…』

小さく小さく咲子に聞こえぬ様僕はピストン運動し、イキ果てた。

『あ…あ…イキそうやったのにぃ』

咲子が不服そうに僕の肩をポカッと殴る。

『誰かおるんかッ?』

不意に明さんが勃起した陰茎を振り回しながらやって来て呆れ顔で僕等を見下ろした。
逞しい陰茎からは精液や愛液や我慢汁が光っていた。

『まさか俺等でセックスしとったんか?三咲に似てがめついなぁ』

『ハハハッ』と笑いながら然り気無く襖を閉じて中に入る明さん。

『コンドーム無くなったけんや、橘から買お』

咲子がハンカチで股ぐらを拭い、僕からコンドームを回収して丁寧にお掃除フェラチオしてくれた。
流石に勃起し無かった。
8回も朝から射精しているのだ、当たり前だ。
橘さんを探す為に魚沼家をさ迷う。
居たのは砂糖黍畑だった。
白いTシャツに黒いニッカパンツ姿で何故だか鼻をグスグス鳴らしながら鍬で畑を耕している。

『橘ぁ、泣いとるんか?』

駆け寄る咲子。
僕はハッとし悟った。

『いやはや…年甲斐も無く泣いちまったよ』

『どないしたんや?』

『三咲と明さんがセックスしとる場面にたまたま出くわしたんや』

『そりゃ災難やったなぁ』

『んでないつもは『孝ぃッ!』やのに『明ぁッ!明ぁッ!』ってあんあんイクイク鳴き叫んでたわ』

『母ちゃん感じやすいけん、許したってぇな?な?』

『ハハハ…年甲斐も無く妬いたよ』
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