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人魚島
第2章 人魚島
『何しとるんやッ!』

橘さんが煙草を揉み消し花子にズンズン近付いて行く。

『来やんとってッ!』

花子が叫べば橘さんが花子の胸ぐらを否、乳房を鷲掴みにした。

『あ…い、痛いッ!』

『なんや?感じとんのか?化け物の癖にッ!』

橘さんが舐める様に花子の身体を眺めた。

『い…嫌…は、離して』

『感じとんのか?あッ?生意気やぞッ!この化け物がッ!』

『化け物』と呼ばれる度に花子は『うぅぅぅッ!』と唸る。
泣いているのかも知れ無い。
僕は思わず駆け出し橘さんを殴り飛ばした。
ガキンッと鈍い音がし歯が砕ける音がした。
ああ、やっちまった…しかし両手は止まら無い。
橘さんの上に馬乗りになり、ガンガン殴った。
血が飛んで白いTシャツに付いた。
小遣いを貯めて買ったクロムハーツにも飛んだ。
チャラチャラとクロムハーツのチェーンが鳴った。
後ろから『止めろッ!』と咲子が叫びながら僕に抱き付いた。
途端推測Dカップの乳房が背中に当たってフニャッとなった。
ドキンッとし同時にギクッとした。
思わず勃起し、狼狽えながら立ち上がり後ずさった次の瞬間、股関に激痛が走った。
思わず股関を押さえながら身悶えた。
『うをッ!』叫びのたうち回りながらコンクリートのアスファルトにゴロゴロした。
橘さんが僕の脇腹に蹴りを食らわして来る。
ゲホッゲホッとむせ返り僕は四つん這いになってそのまま素麺をゲロゲロ吐き出した。

『ハルキッ!』

駆け寄り僕の肩を揺さぶる咲子。

『アンタ何さらしとんじゃッ!』

咲子がその大きな瞳に涙を溜めながら睨み付けながら見上げた。

『おぉ、怖ッ!威嚇しとるんかッ?あッ?お前ら姉妹揃って生意気やぞッ!』

橘さんが僕の襟首を掴み上げ殴り付けた。
い、痛いッ!
激痛が顔面に走る。

『止めてったらッ!』

『母ちゃん呼んで来るッ!』

花子がサンダルを鳴らしながら踵を返した。
手からは柿が転がった。
橘さんの猛攻は止まら無かった。
ボッコボコにドブ雑巾の様に扱われ捨てられた。

『なぁ、客人やが知らんが、生意気やぞッ!おい、咲子ぉッ!教育しとけやッ!』

橘さんが僕に唾を吐き掛け、一度だけ蹴り上げると『胸糞悪ぃ』とジーンズのポケットに両手を突っ込みながら足早に立ち去って行った。

『ハルキッ…大丈夫?』

『ん…な、慣れてるから平気…花子は?』

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