この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人魚島
第2章 人魚島
『母ちゃん呼びに行ったわ』

咲子が目蓋を擦りながら顔を小さく左右に振った。
もしかした…もしかすると…今なら…キス…出来るかもッ!
意を決して顔を近付けたが『アンタら何しとるんやッ!』三咲さんが駆け付けた。
三咲さんは巨大な乳房を揺らしながら駆け寄って来る。
思わずまた不意に勃起してしまいそうになり、僕は慌てて股関を押さえ付けた。

『蹴られたんか?』

『え?』

『蹴られたんかッ?』

三咲さんが僕の顔をなぞった。
痛いし、染みる。

『アホやなアンタ、孝は空手の使い手やねんやで?』

『す、すみません…』

『立ちや?手当てするわ…咲子アンタは先に帰って風呂この子の為に沸かしてあげてや?』

『解った…ハルキホンマにマジ大丈夫?目蓋切れとるで?』

咲子が僕の目蓋を優しく温かい指先でなぞった。
ビクンッとなり、そんな指先から愛情を感じてしまいまた不意に再び勃起してしまった。
慌てて股関を隠しながら『だ、大丈夫』と呟く僕の頭をポンポンする。

『にぃちゃん肩貸すわ、全くあの働かんボンクラはなぁにさらしとんや、ホンマに…わ、口切れてるやんか、まぁ、痕には残らんやろ』

三咲さんが僕を抱き起こし肩に腕を乗せてくれた。
たわわな乳房が不意に左胸に当たる。
ビクンッとなりまた不意に勃起し発情してしまった。
前屈みになり、ソロリソロリと歩けば三咲さんがすかさず『腹も蹴られたんか?』とフンワリシャンプーの香りを漂わせながら僕の顔を覗き込んでくる。
途端気恥ずかしくなり顔を伏せれば『歩けるか?』と僕を揺する。
僕は勃起した陰茎を持て余しながら三咲さんに付いて行き、無事に魚沼家に帰って来た。

『咲子、救急箱あるかぁ?』

三咲さんが玄関でサンダルを脱いだ。
生足が眩しい。
また再び勃起しそうになる。
前屈みになりながら僕は座敷の座布団に倒れ込んだ。
咲子と花子が心配そうに僕の顔を覗き込んでくる。
フンワリシーブリーズの香りがした。
咲子から香っているに違い無い。

『消毒するわ』

咲子が手慣れた手付きで僕の目蓋を消毒した。
ピクピクする目蓋。
痙攣した。

『次は唇や』

咲子が再び消毒液を僕の唇の端に塗りたくった。

『染みやんか?』

『だ、大丈夫』

僕は咲子に礼を伝えながら上体を起こした。
ズキンズキンと痛む傷口。

『風呂入って砂利落とせや』 
/488ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ