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人魚島
第2章 人魚島
キョロキョロしながら目蓋を擦る咲子。
可愛らしく愛しい姿に思わずキュンと来る。
目蓋を細目ながら咲子を眺める。
なんとか勇気を振り絞って咲子の切り揃えられた前髪を撫でてやれば、肩を竦めながら喜ぶ咲子。

『帰ろうよ』

『待ってや、まだ水飲んで無い』

咲子がグラスを傾けグビグビした。
上下する喉元、色っぽいそれにビクンッとする。

『帰ろうか』

『うん』

咲子が頷きながらカウンター席からヒラリと下りて僕の手を握り締めギュッとしながらトボトボ踵を返す咲子。
『母ちゃんまたね』と手を振りながらズンズン歩く咲子。

『熱帯夜だね』

『そうだね』

『暑いね』

『酔い冷めた?』

『うん、多少はね』

『おぶって帰ろうか』

『いら無いよ』

『軽かったよ』

『そう言う問題や無いよ』

そんなやり取りをしながらトボトボ坂道を上がって行けば魚沼家が見えて来た。
すぐさま玄関を跨ぎ、咲子の部屋に咲子を通しワンピース姿のままベッドに寝かせた。
咲子が寝返りを打ち欠伸を繰り返す咲子。
頭を枕に埋めながら咲子が『おやすみ』とコクリとする咲子。
僕は蛍光灯をパチリと消しながら二段ベッドの二階に乗って手足を伸ばした。
続いて睡魔がやって来て微睡む。
微睡みながらウトウトしていると咲子が不意に『ねぇ、ちょっと』と暗闇の中で声を掛けて来た。

『何?』

『昼間さ、あたしでオナニーしてたでしょ』

ドキンとしながら『そ、そんな事無いよ』震える声で答えれば咲子が『見ちゃったから』と咲子が『フフフ…』と笑う。

『鍵開けっ放しでオナニーしてたでしょ?』

『………』

どぎまぎしながら冷や汗が垂れた。

『それにハァハァ言ってるの聞いちゃったんだ』

『………』

『白状しなさいよ』

『ご、ごめん』

『したんだ、オナニーしたんだ?』

『は、はい』

『へぇ、どうやって?』

『い、陰茎を擦りながら』

僕は羞恥心から目蓋を閉じて下唇を噛んでフルフル震えた。

『気持ち良かったでしょ?後から見ちゃったけん、便器に大量に精液付着してたけん』

淡々と告げる咲子。

『もっかいする?』

『え?』

『一緒にヤル?』

『………』

舞い上がりそうに思わずなる。

『早く触りなさいよ』

『あ…あ…』

僕らはソッと性器に手を滑り込ませた。

『あ…ん、く』

『んあッ』
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