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人魚島
第2章 人魚島
咲子が『行こう』と僕のTシャツの袖を引っ張った。

『おい、お前ら待てや』

橘さんが腕を伸ばしたがスルリとそれをかわす咲子。
僕達は無言で駆け出した。

『腹減ったけん、飴玉やるわ』

咲子が僕の右手に飴玉を捩じ込んだ。

『ありがとう、良いの?』

『構わんよ』

魚沼家とは逆の方向をズンズン歩く咲子。

『何処に向かってるの?』

『小学校じゃ、夏休みで人様はおらん、じゃからゆっくり話せる』

十字路を左折しズンズン歩いて行く。

『砂糖黍畑手伝わ無くて良かったの?』

『あいつがおるけん、大丈夫じゃろ』

ズンズンズンズン歩いて行く事15分、古ぼけた校舎が見えて来た。
校門をくぐり、桜の木の下を横切った。

『シーソーだ、やろ』

咲子がカラフルなシーソーに股がる。
ピンク色のパンツが丸見えだった。
『うッ』途端勃起するやわな僕に『早くッ』と急かす咲子。
仕方無いので、シーソーに股がれば体重差で咲子が宙に浮かんでしまい益々そのピンク色のパンツが露になる。
僕はそれをガン見しながら地面を蹴り上げた。
揺れる咲子に揺れるパンツ。
僕はガン見しながら再び地面を蹴った。

『アカン、喉乾いたわ、渡り廊下あるけん、水飲場あるけん、行こう』

咲子が大股でシーソーから飛び降りスカートの裾をフンワリ靡かせた。
パンツがまた再び見えた。
渡り廊下は広々としていて天井が高かった。
給水機が三つ程並んでいる。
咲子はそれに駆け寄りガチャンとペダルを踏み締めた。
途端まるでさながら僕の射精みたいに飛び出す水。
咲子がその先端に桜色の唇を寄せた。
僕はポカーンとしながらそれを眺めた。
咲子がピチャッピチャッとエロい音を立てながら水を飲む。

『ハルキは飲まないの?』

『あ、飲むよ』

僕は咲子の隣の給水機に近付きペダルを踏み締めた。
溢れる水を口内に受け止める。

『潤ったけん、行こうか、あ、中庭に確か昔から金魚居るよ?』

咲子がフンワリ微笑む。
釣られて僕も微笑む。
手を繋ぎ合いながら僕達は中庭を訪れた。
庭園が広がっている。

『綺麗だね』

『昔池があったけん、ああ、見えて来たけん、あれじゃ』

か細い指先で池を指差す咲子。
立派な鹿威しが見えて来た。

『わ、鹿威しじゃん』

『じゃけん乾いて動かんけん』

咲子が飛び石の上を『よッ』とジャンプし跳び跳ねる。
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