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人魚島
第2章 人魚島
咲子がジャンプする度にスカートが揺れてやきもきした。
誰も居無い殺風景な校舎内、ここなら…邪魔は…入らない…一気に羽交い締めにして…押し倒して…それから…それから…それから…。
僕は悶々としながら思わずジーンズの後ろポケットからスマートホンを取り出し笑う咲子を撮影した。
カシャッと言う音にビクッと反応しる咲子。

『何撮った?』

『え?景色』

咄嗟に嘘を付いて咲子を半ば無理矢理納得させながら僕は然り気無く待受画面を咲子に変えた。
キラキラ笑う咲子が眩しかったのだ。

『咲子、金魚だ』

二人して池の縁にしゃがみこみながら池を見下ろした。
不意に蜻蛉がやって来て芦に止まった。
すかさず咲子が捕まえた。

『見とけ、今から出来損無いの化け物みたいな花子作ったるけん』

何をするのだろう?と小首を傾げる僕の目の前で咲子はそれにニヤリとしながら蜻蛉の羽根を引きちぎった。
痛覚は無いだろうが蠢く蜻蛉。
羽根をパラッと池の中にほりこみまた再びブチッと4枚の羽根を引きちぎる残酷な咲子。
多少興奮しているのか肩が上下し頬が上気していた。

『止めろよ』

僕が止めても咲子は止まらずそのまま蜻蛉を池の中にほりこみニヤニヤする。

『あ…気持ち良かった』

僅かにビクンッビクンッと震える咲子、愛液の香りがスカートの中からした気がした。

『校庭行こう』

咲子が僕の右手をしっかり握り締めながら立ち上がる。
フンワリスカートの内部が池に反射し映り込んでいた。
咲子のピンク色のパンツが水面に映っていた。
校庭を意味無く無言で練り歩く。
二人してピッタリ身体を寄せ合った。
咲子からはシーブリーズの良い香りがしていた。

『あ、道具小屋開いてる…』

咲子が校庭隅の小屋を指差した。
塗炭屋根で出来たコンクリート作りの10畳程度の建物が三つ並んでいた。
その内の一つの南京錠が解錠している。
咲子、視力良いな…僕なんかはコンタクトレンズだ。

『行ってみる?』

『何も無いんじゃ無いの?』

咲子が僕の右手を引っ張るので渋々仕方無げに付いて行けば中は予想外にヒンヤリしていた。
咲子が『よっと』とバットを握りスイングする。
この度に蓄積された埃が舞った。
続いて咲子は加速を付けながら跳び箱なんと8段を軽々いなす。
『運動は得意やけん』ニヤリとする咲子がこの上無くいとおしい。
胸が痛い。
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