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人魚島
第2章 人魚島
『う、うん…良いよ?』

咲子が頷き着ていたシャツを脱ぎ落とした。
パサッと落下して行く。

『どうして顎にキスしたの?』

『やり方が解らんねんもん』

成る程。

『はよハルキも脱いでや?』

『ちょっと待って』

僕はTシャツを脱ぎジーンズを脱いでトランクスを腿まで下げた。
ビョンッと飛び出す陰茎。

『さ、触っても良い?うち久しぶりに見るわ』

『久しぶり?』

『と、父ちゃん以来って意味や』

ヒソヒソ言いながら咲子が続けた。

『こんな立派に勃起してるんは初めて見たわ』

咲子がモジモジする。
可愛い。

『もっかいキスして?』

『やり方が解らんけど良い?』

『良いよ、僕もやり方良く解ん無いや』

幼い二人、キスの仕方さえ知ら無い。
キスと検索すればGoogleは教えてくれるが、物は実践だった。
咲子がゆっくり僕の顎に頬を寄せて頬擦りし、猫のマーキングよろしくスリスリしてから桜色の唇を寄せてチュッとすれば僕はすぐさま射精態勢に変わる。

『咲子…触っても良い?』

『うん、触り合いっこしよ?』

ひっそりひっそり性器に指先を這わす。
咲子のアソコは生暖かくヌルヌルしていた。

『わ、何これ?なんかヌルヌルしてるよ?』

『ラブジュースって母ちゃんが言うとったけん、ジュースなんやろ?舐めてみや?』

僕はゆっくり咲子から指先を離し指先を口元に運んだ。
途端勃起力が増した。
ビクンッビクンッと痙攣する陰茎。
我慢の限界だ。
汗が生温く背中を伝って行った。
『やはり気のせいか』と教員らしきオヤジが踵を返すが、僕達は止まらなかった。
ひっそりひっそりラブジュースとやらを舐めた。
途端甘味が口内に広がり僕は『くぅ…』と身を捩った。
女の子ってこんな甘くて芳ばしい汁を出すのか、初めて知った。

『どんな味や?』

『あ、甘い…すっごいジュースっぽい』

『美味い?』

『うん、美味しいよ』

『もっかい触って?気持ちええわ』

僕はゆっくり咲子の黒いスカートを捲りキスの仕方も解ら無いまま咲子の額に口付けて女の子の名前すら知ら無い性器に指先を這わした。

『あぁんッ!あぁんッ!良いッ!良いッ!良いッ!』

咲子が鳴く。
僕の身体にしがみ付きながら鳴く。
咲子も負けじと陰茎を擦ると言うか握ると言うか本能からか握って上下する。
される度に電流が走った。
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