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人魚島
第10章 東京編
『へぇ、ボクも海神だから泳ぎは上手いよ?夏になったら海水浴行こうか?アマテラスも誘おう、シンちゃんも呼ぶよ、花ちゃんも呼ぶよ、勿論春くんも来るんだよ?僕はのジープチェロキーで海水浴行こう』

『愛車がジープチェロキーなんですか?凄いなぁ』

『去年買ったばかりだよ、中古だけど良く走る相棒だよ。460万位したかな?ボクはアマテラスじゃ無いから高い買い物だよ、春くんの愛車は何?』

『僕ですか?僕はアマテラスさんに貰ったBMWのセダンタイプですよ』

『セダンか320Dだね』

『詳しいんですね』

『車が無二の親友みたいな感じだからね、ボクは親友が死んでくのを沢山見て泣いて来たから無機質な機械しか友人にはし無いんだ、君は別だけどね』

『相手は人間ですか?』

『うん、愛した人や友人は人間だったよ。恋人のほとんどは女神だったけど、みんな病で死んじゃった』

寂しげにショートホープを咥えるタマヨリヒメにライターをかざせば『良いから』と制される。
タマヨリヒメは高級ライターサロメでショートホープの先端に火を放ち咥え煙草しながらタン塩をトングで引っくり返した。

『やぁ、ほら、充分焼けたよ?レモン掛けて食べなよ?熱いから火傷し無い様にね』

『ありがとうございます』

タン塩をコリコリ食べながら然り気無くタマヨリヒメの乳房を盗み見した。
発達した大胸筋の上に薄く適度な女性らしい曲線の脂肪が付いていて思わずガン見する。

『ああ、ボク?90㎝のAカップだよ、大胸筋だけは無駄に発達してるんだ、触ってみるかい?』

酔っ払っているのか、タマヨリヒメは大胆な発言で僕を驚かせた。
右手を取られ、ゆっくり小さな膨らみに手を重ねられた。

『あ…』

途端甘い声を上げるタマヨリヒメ。
妙な空気に僕は慌てて手を引っ込めた。

『ホテル行くかい?』

潤んだ瞳で訊ねられた。
魔性、まさにそんな言葉が適していた。
僕は無意識に頷いていた。

『後一杯お代わりしたら会計してここを出よう』

タマヨリヒメが笑う。
ああ、セックスの予感がする。
セックスなんか久しぶりだ。
バーボンをわざとゆっくり呑むタマヨリヒメ、ちょっとやきもきすれば『意地悪かな?』と一気に呑み干しお代わりするタマヨリヒメ。

『安いラブホテルになるけど構わ無いかな?』

潤んだ瞳で訴えられ、僕はゆっくり頷いた。
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