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人魚島
第10章 東京編
僕は二度寝が最高に好きだった。
きっと解るだろう?
あの寒々しい布団の外に出るのは懲り懲りだった。
まさに春眠暁をなんとかだ。
僕はウイスキー片手にニコニコするミケさんを抱き上げながらベッドに押し倒し、またゆっくりミケさんを抱いた。
結局二度寝迄二回ヤッた。
ミケさんの具合がかなり良かったからだ。
改めて思うが、ミケさんと僕はかなり身体の相性が良い。
ミケさんの凹に僕の凸がピッタリ納まる感じだ。
まさに凸凹だ。
陰と陽。
影と光。
女と男。
まさに対極だが究極的に近い存在だったし、互いに無くてはなら無い存在だ。
それがミケさん他なら無かった。
今の僕にはミケさん他なら無かった。
『愛してるよ』愛を囁きながら眠りに付く。
微睡みながらミケさんを抱き締めた。
昼12時目覚める。
気だるい中、ブラックデビルを燻らせる僕とミケさん。
『出掛けようか?』僕の提案に『ヴィヴィアンウエストウッドのショップ行こうか』笑いながら答えるミケさん。
着替えてから表参道の居酒屋で昼食を取る。
ハイボール片手にブラックデビルを燻らせる。
乾杯しながらフライドチキンとフライドポテトを肴にした。
昼間から酒浸りである。
僕は控えた。
ミケさんは軽くアルコール依存症だ。

『ミケさんまだ昼だよ?呑み過ぎだよ?』

『ハイボールだから大丈夫』

諭したって聞か無いミケさん。
やれやれ、仕方無いな。

『春樹も呑みなよ?』

『僕は良いよ、ほら、グラタン来たよ、冷め無い内に食べなよ?』

ホクホク顔でグラタンに食らい付くミケさん。
ブラックデビルをジュッと灰皿で消火し、グラタンを大口で完食だ。
次第に雪も降り始める中、僕等は表参道のヴィヴィアンウエストウッドのショップに赴いた。
中は閑散期からか客もまばらだ。
トルソーが並ぶ中、ミケさんが『ジャケット新しく欲しいなぁ』と笑うので、ヴィヴィアンウエストウッドのピーコートを試着させてやる。
全身ヴィヴィアンウエストウッドずくめのミケさんに気付き店員が『お似合いですよ』とアドバイスして来る。
ミケさんは『当然』と軽く店員をいなす。
それからミケさんにピーコートをプレゼントしてやれば『ありがとうッ!嬉しいよッ!』と頬に口付けされる。
昼過ぎ改めて美女と野獣を観賞した。
ミケさんは感動して泣いていた。
夕方、挨拶回りにタマヨリヒメのピューマに行く僕等。
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