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人魚島
第10章 東京編
『い、いえ』

『早く就職するのね』

『アマテラスさんの会社は人手不足ですか?』

『うちは男は雇わ無いのよ、残念ね』

『そうなんですか…』

頭を項垂れる僕に『特技は何かしら?』と目をキラキラさせるアマテラス。
僕は『酒には強いです、かなり』と力無く笑う。

『セックスも滅法強いわよね』

ニヤリと笑いながらアマテラスが冗談半分に『男娼になったら?アンタ顔が綺麗だしさ』とロメオイジュリエッタを燻らせる。

『まさか、馬鹿馬鹿しい』

『あら?そんな事無いわよ?需要はあるのよ?』

『誰にですか?』

『アナルが好きな変態大企業の社長だとかに』

『まさか』

『そのまさかよ、ほら、ルイ13世注ぎなさいよ?濃いめでね?薄く作ったら帰るわよ私』

僕は慌ててルイ13世の濃いめの水割りを作った。
グビグビ呑むアマテラス。
僕もロックで頂いた。
最近は滅法ウイスキーやブランデーの味の違いが解って来た。

『さぁ、ポーカーでもする?』

アマテラスが不意にクロコダイル製のハンドバッグからトランプを取り出した。

『酔って来たみたい』

笑いながらトランプを切り僕達はポーカーした。
ギャンブルにはうるさいらしくアマテラスは勝つ迄止め無い。

『ポーカーはねコントラクトブリッジとジンミラーと並ぶ世界三大カードゲームの一つよ?アメリカなんかじゃギャンブルとしてはかなりメジャーよ?』

『はぁ、まぁ、そうですね』

『なぁに?気の無い返事ね?ポーカーは、ハンドの強さを競うゲームよ?相手をフォールドさせればつまりはゲームから降りさせればハンドの強さに関わらず勝つことが出来る事からブラフつまりハッタリ。ベットする事によって弱い手を強く見せて相手をフォールドさせようとする事ね?代表される心理戦の占める割合の高いゲームであるとされてるわよ』

『はぁ、まぁ、そうですね、心理戦?まぁそうなりますね』

『じゃあもう一度やるわよ?私が負けたらあなたは帰宅、私が勝ったらセックスするわよ?シェラトンホテルに部屋最上階に借りてるから朝迄ヤルわよ?』

朝迄か…勃起するかなぁ?

僕は役が揃わず、アマテラスはフラッシュだった。
凄まじい運の持ち主だ。
流石女神様だ。 

『やったぁ、これでアンタの身体は一晩中、いいえ、朝迄私ただ一人のモノね?』

アマテラスがニヤリとしながらグラスを傾けた。
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