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人魚島
第3章 説教
『やっと出来上がったけん、火傷しなや?』

『おおきにな、咲子…なかなか美味そうやんけ?』

橘さんがホクホク顔で頷き『さて、馴れ合いはここまでや、説教するけんな』と咳払いする。

『お前らは学生や、ましてやまだまだ中坊やんか、堅苦しい事言うて束縛するんは嫌やけん、あんまり言わんけんな、しっかり聞けや』

橘さんがスクランブルエッグをつつき『なんや咲子、下手くそやな、殻入ってるけん、気を付けて割れや』と人差し指と親指を堂々とスクランブルエッグに突っ込み殻を取り除いた。
咲子は『ごめんなさい』と顔を伏せながら真っ赤になる。
橘さんがピアニシモで輪っかをカクカク作りながら続けた。

『もう少し夏休みやから言うたけん羽目外すな?花子を見習え?あいつは賢いおなごや、京都大学、いや東京大学かて行けるかも知れんけん、見習えや?お前らはどんだけ破廉恥な行為に及んだか弁えてるんか?セックスやぞ?たかが2~3年しか初潮来て無い癖に糞生意気やぞ、俺なんか大学入る為に毎日勉強続きやったけん、マスターベーションばっかりやっとったけん大変やったわ、お前らは恵まれとるけん、親に感謝せぇや?』

橘さんが腕を組みながら頷いた。
うんうんと顎を上下させて自惚れている。

『もう14歳やけん大人やけん』

咲子が食って掛かる。

『ハァッ?俺の娘位の年齢やけん、何言うとるんや?』

『16歳で産んだらって話やろ?』

『この島じゃ16~7歳で嫁いで無事に出産しよるけんな、30歳位で中坊のガキ出来るけんな…早く赤神迎えて立派なおなごになれや、なぁ?』

橘さんが続いて頬杖しながら僕等をネットリ眺めて輪っかをカクカク作った。

『親孝行しろや?』

頷きながら殻をつつく橘さん。
『なんやまだ入っとるけんな』と不服をぶつくさ述べる。
そして缶ビールのプル部分をカシャッと開きグイッと呷り吸殻を灰皿に捩じ込んだ。
副流煙が頬に当たった。

『特別咲子は早熟やけん、早く熟れるけん三咲は大学行かすってうるさいけん行かさんけん、早くに嫁がせるけん、婿相手も俺が決めよるけん、チンコでかい奴探したるけん16歳になったらすぐさま嫁がせるけん、覚悟しとけや?』

再びピアニシモに火を付け吸い込む橘さん。

『ああ、しかし股関がヒリヒリするけんクラミジアか淋病かなぁ?三咲の奴客と寝たんかなぁ?』

股ぐらを掻く橘さん。
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