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人魚島
第3章 説教
カチャカチャと咲子が水音を立てながら皿洗いしている。

『ああ、セックスヤリ方解ってんのか?角度だとかタイミングだとか理解してんのか?』

『い、いえ…』

『ただ、コンドーム着けてただ闇雲に挿入したらええ訳や無いぞ?角度だとか重要や、女を気持ち良くさせる為にはテクニックが必要やけんな、解ってるか?坊主?』

『はぁ…』

『特別Gスポットって知ってるか?まぁ、間抜けな顔すんな?まぁ、落ち着いて聞けや?おなごの股ぐら奥深くにはなGスポットって言う名前の気持ち良いスポットがあるねやわ、男の言う所の前立腺やな』

ニヤリとする橘さん。
そして何やら空中を手マンする。

『知ってるか、前立腺…めちゃくちゃ気持ち良いぞ、弄くられたらわぁって射精態勢になってまうけんな、すぐさま昇天してまう、三咲はなかなか筋が良いぞ、すぐさま昇天ガックガクイカされてまうけん』

『はぁ…』

『三咲とは身体の相性抜群じゃけんな、奇跡的じゃけんな、あれは手放さんぞ、気持ち良過ぎるけんな』

手マンを止めて煙草をチューチューする橘さん。
頬杖を付きながら『ああ、セックスしてぇな』と先程ヤリまくったのに関わらずぶつくさ呟いていた。
ようやく咲子が戻って来た。
割烹着を脱ぎながら手にハンドクリームを塗りたくっている。

『で、お前らは射精したんか?』

『え?』

顎の髭を撫でながら輪っかを作る橘さん。
器用に顎をカクカクしている。

『セックスでイッて無いけん?そりゃ殺生やけん、酷な話やけん…なんやどっちが誘ったんや?』

『…僕…です』

恐る恐る片手を上げる僕にニヤリとしながら『流石やな、お見逸れするわ』と呟く。

『ほんで咲子が応えたんか?』

『う、うん…』

歯切れ悪く咲子が頷いた。

『はぁ、童貞処女カップルの出来上がりやな』

ニヤニヤしながら灰を灰皿にトントンする橘さん。
フワッと副流煙が香った。

『せやかてお前らはフレッシュな中坊や、まだまだ行為に及ぶんは早過ぎるけん』

吸殻を灰皿に捩じ込みながら溜め息を付く橘さん。
そして『あ、後一本しか無いけん…チッ』と舌打ちする。
そして最後の一本に火を付けモクモク副流煙を天井に向かってフゥッと吐き出した。

『羨ましいけんなぁ、羨ましいけんなぁ、若いってだけで役得やけんな』

ニヤニヤしながら灰を灰皿にトントンする橘さん。
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