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人魚島
第4章 咲子の村案内
敦さんが何やらガチャッと備え付けの小さな冷蔵庫に手を伸ばしコカ・コーラと焼酎を取り出した。

『コークハイ作るけん』

『アホたれ、うち原付やけん飲酒運転になるけん止めてや』

『原付位たいした代物や無いけん、薄く作るけん、具合悪くなったら万年床で休めば良いけん、退屈やったけん、付き合えよ』

黄ばんだ水垢だらけのグラスを三つ取り出し敦さんが焼酎とコカ・コーラを混ぜてコークハイを三つ作った。
咲子の分だろう、一つは随分薄めに作られていた。

『ほな、乾杯、あ、お前らAV観るか?途中までオナッててん』

敦さんがニヤニヤしながら今時珍しいブラウン管テレビを付ければ女性がフェラチオしている場面だった。
『ん…んあッ』と喘ぎながら二本の陰茎を交互に舐め上げている。

『三咲おばさんって昔AV出た事あるってマジなん?』

コークハイを呷りながら敦さんが画面をガン見する。

『10年以上前にな、借金こさえたけんたった50万でヤッたらしい』

同じくコークハイを呷りながら咲子が卓袱台に頬杖を付く。

『まさかお前の綺麗な母ちゃんが元AV女優とはなぁ、俺の母ちゃんも昔はやべぇ位羽目外してフィリピンに売り飛ばされそうになった所を死んだ父ちゃんが見受けしたけん、今はピンピン市場でレジやってるんや…もう10年か、父ちゃん人魚捕まえて金持ちになったるけん言うて家飛び出して半年後太平洋のど真ん中で干からびた白骨で発見されたけんな』

ふと今の敦さんの言葉に違和感を感じた僕はコークハイを呷りながら敦さんに訊ねた。

『人魚を捕まえると金持ちになれるんですか?』

『あ?まぁな、けどこれ以上は部外者には言えんけん』

敦さんが押し黙りAVの音量を上げた。
『あぁんッ!あぁんッ!良いッ!良いッ!良いッ!』まるで咲子みたいな喘ぎ声だった。
次第に敦さんがハァハァと言いながら張った股関をジャンプスーツの上からまさぐり初めブツブツと『ああ、畜生…咲子…そんなにしたら出るけん』と小さく呟いていた。
敦さんが咲子に欲情し惚れているのは目に見えて解った。
なんだか僕迄大変な事になっている。
目の前にはAV、そして万年床、酒…ヤリたくてヤリたくて仕方が無い。

『ああそうじゃけん、おもろいもん手に入ったけん、見せたるわ』

敦さんが不意に立ち上がり遠山と書かれたロッカーを無言のままゆっくり開いた。
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