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人魚島
第4章 咲子の村案内
早坂先生が長い脚を組みながら『カルビと芋焼酎片手に遊びに行くよ』とフンワリ微笑む。
釣られて咲子も笑うから僕も笑った。

『三咲ちゃんには俺から電話しとくから、帰りなさい、後なるべく手を煩わせ無いでね、俺も暇じゃ無いんだから』

『なんで?暇そうやんか?』

咲子が唇を尖らせ長い脚をクロスさせる。

『学会に論文送ったり…後は麦茶さんの小説読んだり忙しいんだよ』

『麦茶さんってあの鬼ヶ瀬塚村のですか?』

『ああ、なんだ知ってたんだ、じゃあ説明はいら無いね、そう鬼ヶ瀬塚村と52人の囚人と人魚島の作家さんだよ、偉大なんだ、読めば活力が生まれる』

『52人は知ら無いです。どんな話なんですか?』

『元々はエブリスタって小説投稿サイトで執筆活動してたんだけれど、規制食らったんだ卑猥過ぎるってね、いや、全然麦茶ワールドは卑猥じゃ無いんだよ?関心するよ、あの世界観は病み付きだ、でね、麦茶さんのエッセイと言うかノンフィクション作品なんだよ』

『ノンフィクション?』

『そう、パッタリ執筆活動が途絶えたからまた鬱かなって心配したんだよ』

『麦茶さんって鬱なんですか?』

『正確にはあの人躁鬱だね、詳しくは知ら無いけど…後は危険なバセドウ病も患ってるらしい』

『バセドウ病って歌手の綾香がかかってた難病ですか?』

『そう、でね、コッソリサイト覗いたら52人の囚人って作品公開しててね、えらく興奮したよ、西村ナースや牧野段先生との色恋事情に激しい濡れ場…麦茶ワールドなら抜けるね』

『鬼ヶ瀬も真理子さんとのセックスシーンかなりエロいですよね』

『うん、麦茶さんの体験なんだろうね、随分興奮して抜いたよ』

『僕もコッソリ抜きました、真理子さん大好きです、人魚島はどんな話なんですか?』

『人魚島はまだ最近書き始めて無料で読める大人のケータイ官能小説ってエロサイトで公開されてるよ、鬼ヶ瀬や52人もエブリスタから手作業で引っ越しデータ移行済みらしい、如何に麦茶さんが万人に読ませたいか熱意を感じる作家魂だね』

灰皿に吸殻を捩じ込みながら早坂先生が興奮気味に続けた。

『麦茶さんの人魚島はね、広島県、うん、ちょうどこの人魚島みたいな物語だね、まだ読み進めて無いから詳しくは解ら無いけど、きっと感慨されるから読んでみたら?』

『ねぇ、その麦茶さんって一体全体何者なのよ?』
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