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人魚島
第4章 咲子の村案内
咲子の目が大きく潤んだ。
キスの仕方すら解ら無い僕等はゆっくり顎先をスリスリ擦り付けてかぶり付く様に顎に口付けし合った。
なんだか甘美なひとときが過ぎ去って行く。

『咲子、良い?』

『うん、ハルキ…来て?』

ホタルイカが幻想的に光輝く中、僕等は一つになった。
勿論葡萄味のコンドームはちゃっかり使用した。
揺れる咲子の手首を掴み座位だとか解ら無かったが咲子が僕の膝の上であんあんイクイク乱れた。
長い黒髪をパサパサ鳴らしながら咲子は乱れたが、あんあんイクイク言いながら僕の陰茎で果てる事は無かった。
四回戦に挑む頃、不意に空に花火が上がり、もう夕刻なのだと思い知った。
僕はなんと立て続けに4回もイッた。
肌寒い中、僕等は肩を寄せ合いながら『綺麗だね』と曇った空に浮かぶ花火を見上げ続けた。

『母ちゃん探して呼んでるけん、帰ろっか、続きはまた明日案内するわ、また明日もエッチしよ?』

『うん』

また明日もセックス出来ると考えれば妙にワクワクした。
手をしっかり繋ぎながら『祭やってるけん、ちょっと見て回ろか、カラオケ大会だとかあるけん、後モニュメントも綺麗なやつあるけん見て行こうか、玩具の指輪売ってるけん、買ってや?左手の薬指やったっけ?そこにはめよるけん』

咲子がニコニコしながら原付のキーを回せばすぐさま掛かり始動する原付。
それに股がりながら僕等は原付のヘッドライト頼りにゆっくり祭会場に向かった。
祭会場の規模は小学校の校庭一周分で小学校の校庭で行われていた。
浴衣姿の花子と三咲さんが綿菓子片手に金魚すくいに挑んでいた。
駆け寄れば三咲さんが腰に手を添えて溜め息混じりに『アンタら磯臭いで?まさか海岸線行ったんちゃうやろね?この時期は魚人様が殺気立ってるけん、行くな言うてるやろ?』と僕等を睨んだ。
花子が何やらヌメヌメとした表面の顔面で『ハルくん…会いたかったよ?』と頬を僅かに赤らめた。

『カラオケ参加するけん、ハルキ行こうか』

『何歌うの?』

『うちの十八番、ZARDの揺れる想いや』

咲子が踵を返して会場に設けられた足場に上り『歌うけん曲流してや』と係員に言う。
すぐさま係員がZARDの揺れる想いを流した。
イントロが流れ咲子が小刻みにリズムを取りながらマイクを握る。
そして大口を開いて歌い出す咲子。

『お姉ちゃん急ぎ過ぎて音程狂ってる』
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