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偶然が運命にかわるとき
第3章 きっかけ

それを見ていた一生さんが
勇さんの腕を鷲掴みにして
「ちょっとーイチャつくなら
後にしてもらえるー!?」
と冗談っぽく言ったのをきっかけに
私と神谷さんは離れた。
勇さんもその手を振り払おうと必死だ。
周りの皆が大笑いし、
私と神谷さんは目が合い笑った。
すると夏美さんが一言。
「今日はお祝いしないとですよ…ね~??」
と神谷さんの肩を人差し指で
つんつんとつつきながら
上目遣いでニヤリと見た。
これは神谷さんに色目を使ってる訳じゃなく
ただでお酒が飲める環境を作りたい
夏美さんの作戦。

