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偶然が運命にかわるとき
第6章 彼の知らなかった私

そこは34階。
”ガチャッ”
と開けた広々とした綺麗な玄関、
その先には少しの廊下がある。
戸惑いながらもスタスタ進む神谷さんに
ついて行った先に広がる大きなリビング、
そして大きな窓から見える夜景……
「うわぁ~…!!
すっごい綺麗~…!!」
子供のようにはじゃいだ私を見て
神谷さんは笑った。
「あ、今少し馬鹿にしたでしょ?」
指をさして軽く睨むように薄めで見ると
「うん、した。」
と真顔でいうのでイラッとして
「ちょっとー!」
と肩を叩こうとした。
その手をそのまま取られ
また引き寄せられる。
そのまま唇が重なった…

