この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
偶然が運命にかわるとき
第8章 私の過去


神谷さんは時々頷いたり

悲しい顔をしたりして何も言わずに

聞いてくれていた。



「その後はしばらくの記憶がないんです…

でも人から聞くと妹のことばかり

心配していたみたいで…。


でもある時、妹がちゃんと育ててもらって

元気に暮してることがわかったんです。

ほらね。」




そう言って指を指した先にはテレビ。


そこには人気絶頂でドラマ、バラエティ、

雑誌でも大活躍の女優、

〖 灰原 結 〗が映っていた。




神谷さんはよく分からない顔を

一瞬見せたもののすぐに理解した。




「まさか…灰原結がお前の妹なのか…!?」




「はい…びっくりしたでしょ?

小さい時からモデル業をやってたみたいで

小学校6年生だったかな…

お友達が持ってた子供のオシャレ雑誌?

みたいのがあったんだけど、それに載ってて!

どうしてもってお願いして

施設に持って帰って施設の人に聞いた。

そしたらびっくりしてた。

なんせ、0歳のときの結しか知らない私が

それを妹だとわかったんだから。



本来なら私を虐待していた時点で

警察に行かなきゃならない。

でもその時の母の彼が必死で

児童相談所に説得して妹は

幸せに育てられたって。


施設の人はそれを本当は私に言っては

いけなかったんだけど…



でも教えてくれた。

絶対に自分から会いに行ったり、

連絡を取るような行動はしないと

約束をして。



だから私、デザイナー目指したんです。

結に私の服着てもらいたくて!」





/76ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ