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Laziness と Hard working
第27章 束の間

『雅貴さん
お父様に電話してね
きっと解決に近くなるはずだから

八雲さんも早く会いに行ってね

まだ眠い
でもシャワーを浴びたいの

私また寝ちゃったのね
そしてまた雅貴さんに
迷惑かけたのね』

「もう起きたの?
ねえ杏
僕をギュッして
勇気がないんだ」

『うふふ
もう心は決まっているのに』

手を差し出すと
杏が僕を抱きしめて
ギュッ〜

『大丈夫だよ
貴方を大切に思ってくれる
人だから』

「何で判るの?」

『夢で見たから(笑)
とても素敵なお父様だったよ
夢ではね
雅貴さんに似ている?』

「杏は父を知らないよね?
僕は杏に父の写真や
顔がわかるものを
見せた事は無いよね

良く言われるんだ
父の若い時に
そっくりだって」

『そうね
兄弟みたいだった(笑)
雅貴さんも
あんな素敵なお父様みたいに
なるのかなぁ
シルバーグレーの髪
素敵だったよ』

はっ?
何でそこまで?

僕も最近会ってないけど
髪の色までわかるなんて…💦💦

〖杏ちゃん?
本当に会ったこと無いの?〗

『わからないけど
無いと思うよ
多分だけど
雅貴さんの記憶の中の人だから
それで分かるんだと思うの
八雲さんと今城さんなら
きっとわかるよ
八雲さんの奥様の顔を
思い浮かべてみましょうか?

八雲さんは⋯ん〜
ハグしてください
何も思わなくていいので

もっとギュッ〜って
うふふ
綺麗な方ですね
身なりも素敵
お茶を点てる方ですね
着物姿が美しい方かな
当たってますか?』

雅貴と八雲は息を飲む
杏には全く情報が無いはずなのに

顔を見合わせた

今城は
その姿を見て
«藤井さん
あの私は遠慮したいです»

『良いですよ
誰にも言わないから
私をハグしてみてください』

«あっいや
その⋯
恥ずかしいです»

杏から手を伸ばし
今城をハグしてしまった

『うわぁ〜
うふふ素敵』

今城に耳打ちしている

顔を真っ赤にした今城

«言わないでくださいね»

うんうんと頷く杏

『亜麻屋さんも
ハグしなくても大体わかるけどね
( ̄ー ̄)ニヤリ』

‹えぇ〜
でも俺もハグしてもらいたいです›

ニッコリ笑う
僕に耳打ちをした

「えっ?
うそ?
それは本当なの?」


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