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Laziness と Hard working
第27章 束の間

〖まったく
杏ちゃんも杏ちゃんだ
私の部下なのに
いつの間にか仲良しだしな
彼女の人柄なんだろうなぁ

お前達は藤井杏をどう思う?
こんな神憑り的な予知をして
寝ている所を風呂に入れられて
気づかないとか
有り得ないと思わないか〗

«ありえますよ
私も亜麻屋も何度も見ています
寝たままで起きなかった事

なぁ亜麻屋?
何度もあるよな?»

‹ありますね(笑)
何処でも何時でも
寝ちゃうんです
こっちは焦りますけど
それとは逆に
何日も寝ない事もありました›

«多分ですが
この事件のせいですよね
本当に
研ぎ澄まされた精神かな
少し前までは
こんなに細部までわからなかった

そして
もっと間隔もあったはず
疲れているはずですよ

坪倉さんの言うように
休ませてやりたい
私もそう思います»

当てにしすぎましたよね

杏ちゃん♡
私も貴方をそう呼びたいです
本当に素敵な貴方を
でも私は⋯

そして杏ちゃん
貴方は
別の相手を私の中で見た

間違えていない
でもどうしても
あなたに惹かれてしまう
私が居るんです

ハグをされて
心が張り裂けそうになりました
私は貴方が好きです
仕事ではありますが
貴方の側に居られて良かった

〖何を神妙に考えたいるんだ
お前も亜麻屋も
杏ちゃんに浮かされたか?〗

«魅力ありますからね(笑)
興味もありますよ
何故あんなに予知できるのかとか»

「杏を好きなんですか?
譲らないですが(笑)
杏は魅力あり過ぎですよね
何か食べたいものはありますか?
無ければ
杏の好きなものだけになりますよ」

食材は?
いったいどうなっているんだ?
雅貴
お前は留守だった杏ちゃんのために
いつ帰ってきても良いように

時々振り返り
寝ている
杏ちゃんを見て
優しい目をしながら
彼女の為の食事を作るんだね

何て良い顔をするんだろう
もう私の知っている
雅貴ではないんだな

良かった
お前は杏ちゃんに出会えた



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