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Laziness と Hard working
第8章 帰国
高泉さん 面倒!
『何の相性かわからないけれど
お礼ちゃんと言っていなかったし
何かお返しなら
ご飯でもと思っていました
身体の相性を言うなら
大して良いとは思わないです』
「なっ? 何で」
『と言うかこんな所で
そんな話をするのはどうかと思います
面倒だから
お礼は身体でしたって事でいいですか?
楽しい時間ありがとうございました』
高泉さんからサッと荷物を取り
歩き出した
「杏ちゃん⋯ 」
◌ ----------------
自宅へ急ぐ
大した理由はないけれど
久しぶりにゆっくりしよう
東京駅へ
新幹線のチケットを購入
ベタに東京みやげを買おうかなぁ
『ただいまぁ』
この時間は誰も居ない
愛しのわんこちゃん達が迎えてくれる
忘れてなくて嬉しい
しっぽフリフリ フリフリ
ジャンプ ジャンプ
大興奮だ (ノ∀≦。)ノ
『ありがとう
お母さんが帰ってくるまで一緒に寝ようね』
わんこを抱き我が部屋へ
◌ ----------------
「あん? あん?
帰ってくるなら連絡しなさい
って、また寝てるし(ーー;)
はぁ〜 一年中寝てるんじゃないかしら」
『· · ·』
「杏 起きなさい
晩御飯食べに行きましょう
お兄ちゃんにも連絡したから
帰ってきたら行きましょう
·
·
·
杏? 起きてよ
旅行行ってきたんでしょう?」
『ん〜 お母さん
お帰り〜! ただいまぁ』
「うふふ
ただいま お帰りなさい
起きてお茶にしようよ」
『もうすこ⋯』
「ふふふ
ダメよ 話し聞きたい
起きてね」
母は料理音痴だ
幼少の頃、
何かの病気で何日も高熱を出し
五感の一部がちゃんと機能しなくなった
だから自宅でご馳走?母の味は無い