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Laziness と Hard working
第29章 杏ちゃん 実家に帰る
私の理性を一瞬で
吹き飛ばす様な
熱いKiss
必死に抵抗する
気づけば
私の首に手を回し
またKissを
何か喋ろうとするその隙をねらって
舌が入り込む
ギュゥと抱きしめられた
“あぁ気持ちが良い
杏さん
感じてしまうよ
抵抗なんて出来るはずないんだ
私は貴方が
貴方が愛おしいのだから”
待って
私もシャワーを浴びるから
『良いの?』
断れないよ
杏さん
気づいているんだよね?
『· · ·』
スーツを脱ぎシャツを脱ぎ
シャワーを浴びに行く
身体を洗いながら
今なら杏ちゃんを
連れてこれるかな?
と良からぬ想像をしてしまう
杏ちゃんは
仕事だと思って欲しいと
そう言ったね?
何があるのだろうか?
キュッ
心臓が口から出そうだった
私から抱いて欲しいなんて
驚いたよね?
そんな事を考えていたら
今城さんが出てきた
杏ちゃん
そう呼ばせてもらうね
おいで
杏ちゃん
手を広げて
私を呼ぶ
とても優しい声で
戸惑っていると
杏ちゃんが誘ったんだよ
優しい人
私の愛おしい人
今だけは
そう言うからね
私を抱きしめ
今城さんからKissされる
『今城さん
ごめんなさい』
Kissが私のお詫びを塞ぐ
優しいKiss
そしてとても熱いKiss
クチュリ クチュリ
と水音がする
『⋯あなた⋯の優しさに⋯
⋯甘えて⋯しまっ⋯て⋯
⋯ごめんなさい』
良いよ
杏ちゃんが
私を必要としてくれたのだから
優しくそして
ふわりと抱かれ
今城さんの胸の中に居た
舌が這うように
首すじをなぞる
『⋯ウッ⋯ハァァ⋯ンッ⋯
⋯いましろ⋯さ⋯ンッ⋯』
今だけは
瑞輝と呼んでくれる?
耳元で囁き
耳たぶを甘噛みする
杏ちゃん?
今ならまだ止められるよ
良いの?
俺も男だからね?
プライベートモードになると
もう止まらないよ
もう一度聞くよ
良いの?
『わかってるの
いちどだけお願い
今城さんじゃ無ければ
駄目な事なの
私を好きにして良いから』
杏ちゃん
何か理由のある事なんだよな?
壊さない様に
俺の愛おしい人
そして叶わぬ人
“壊さない様に
抱きしめよう
1度きりの逢瀬”