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Laziness と Hard working
第29章 杏ちゃん 実家に帰る
身体が痺れてる?
頭がまだピリピリする
あの感覚は何なんだろう?
逝き過ぎちゃったのか?
ダルい
早く帰らなくてはいけないのに
フラフラする
『今城さん
シャワーを浴びたいのに
身体が痺れて』
杏ちゃん
最初で最後だよ
一緒にシャワー浴びようね
『あっ
ダメです
それは』
もう抱きかかえられていた
シャワーを浴びさせてもらい
やっと
身体がシャンとしてきた
杏さん
帰りましょう
『はい!』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今城
夢で終わらせたくない
でも
私には・・・
『考え事しながら
運転は良くないですよ
知らない土地なんだし(笑)』
杏ちゃん
あっ
杏さん
誰のせいですか?(笑)
『私がそそのかしました
貴方の気持ちを利用しました
酷い女なんです』
それは!
杏ちゃん
私は貴方を
『だからその先は
言わないでね
以前に今城さんに言いましたよね?
貴方なら
もしかしたらと
でも私は雅貴さんと先に出会った
貴方は他の女性と出会っていた
それだけです
これはお仕事ですから』
杏ちゃん
『もう二度と
今城さんの名前を呼ぶ事は無いです
そして名前は忘れました』
わかりました
仕事です
何か買って行く物はありますか?
『スーパーに寄って貰えますか?』
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大量の買い物をして
もう18時を過ぎているのに
一体何を作るのか?
間にあうのか?
『今城さん
ごめんなさいね
荷物持ちみたいな事
させてしまって』
藤井さん
大丈夫です
ご自宅では杏さんと
そう呼びますが
こんなに沢山の買い物
何を作るんですか?
『今日はお祝いなの
だから
頑張らないとね(笑)』
❓❓
『家族が増えるの
男の子だから
あん!って呼ばせるんだ』
男の子って
『あっ
みんなには内緒だよ
男の子って言わないでね』
嬉しそうに笑って
早く帰ろうと私を急かす
じゃ〜ん!
あん特製
ハンバーグと
お父さんが好きな
煮物
あんな短時間で?
主婦じゃないんだから
と驚いている私に
藤井母が
いつも杏が料理を作ってくれたんです
私に味覚がないので
夫も子供たちも
何も言わずに食べてくれていたけど
ある時から
急にお手伝いをしてくれる様になって