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Laziness と Hard working
第30章 嘘はつかないけど

『美味しい?
私の作る料理は
いつもお肉無いけど
雅貴さんは平気なの?』

「杏が肉を食べない事を
僕は知っているから
大丈夫だよ
食べたければ
ランチでも
僕だけでも食べられるから
大丈夫だよ

気にしてくれて
ありがとう」

『雅貴さんは
もしこの先ずっと
お肉が食べられなかったら
どうする?』

「杏と居られるなら
構わないよ

たまには食べたくなるかも
しれないけどね」

『ありがとう
やっぱり雅貴さんだね』

「杏と一緒に居られるなら
我慢も出来るし

それに肉もどきみたいな
食材も沢山あるからね」

『⋯やっぱり
⋯ちゃんとお話するね
ご飯食べたら
全部お話します』






『何から話そうかな

お茶入れるね
雅貴さんはコーヒーかな?』

「お茶が良いよ
杏はウーロン茶でしょ?
僕も一緒で
冷たいのなら冷蔵庫にあるよ
温かいななら急須で入れようか?

食後だから温かい方が良いね」

『うん
でも冷たいほうが良いかな(笑)』

「ニコッ
やっと笑ったね

杏の緊張が僕にも伝わって
ごめんね」

コトッ
私の前にウーロン茶を置いて
頬に
-☆Chu!!

『ふぅ
敵わないな
雅貴さんには(笑)』

「いつもみたいに
膝の上で話す?(笑)」

首を振り
『今日は
雅貴さんの目を見ながら
ゆっくり話しをするね』

「わかった
驚いたりするかもしれないけど
僕は杏が好きだから
何を聞いてもそれだけは
変わらないよ」

『うふふ
雅貴さん
ありがとう

でも
雅貴さんの御父様
私より知っている事が
あるかも知れないんだ』

「?
なぜそう思うの?」

『杏ちゃんが良いと言うなら
そう雅貴さんに言ったんでしょ?』

「そう言ったね
父が何故知っているのか
杏はわかる?」

『それは私の父が
雅貴さんのお父様に
話したんだと思うの

だから私が良いと言うならと
そう言ったのじゃないかな?』

「父から話しを聞きたいんだね」

『できればね
雅貴さん
一緒に聞く?』

「杏が良いなら
僕も聞きたいよ」

『お父様に会いたいの』

「これからでも良い?
ここに来てもらうのは嫌だから
僕の生家に行こう」



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