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Laziness と Hard working
第30章 嘘はつかないけど
マンションに帰り
雅貴は何日分かの支度をしながら
不安に包まれていた
杏に何かが起こるのか?
それとも
父に何かが起こるのか?
杏は
帰ってきたばかりで
また行く?帰る?
変なの
兄達に何かが起こる?
RURU RURU RURU
杏ちゃん?
八雲です
事件は終わったよ
『えっ?
まだ数日しか⋯』
坪倉が裏で何かをしたらしい
義兄さんの力は絶大だ
『そうですか
私は少し安心して良いですか?』
杏ちゃん
もう誰も杏ちゃんに
手を出せないよ
義兄さんが杏ちゃんを
家族と言ったらしい
大切な後輩から預かった
お嬢さん
私の娘も同然だ
とね
『それは坪倉の家に
迷惑にならないのでしょうか?』
坪倉に損にはならないだろう
今回の事で義兄は逆に
いろいろな情報もかなり手に入れたから
雅貴には言わないでおいてくれないか?
義兄と仲直りさせたい
『そうですね
私もお父様と仲直りして欲しいです』
杏ちゃん
雅貴を頼むよ
また
今度ゆっくり食事をしよう
じゃあ
『はい
おやすみなさい』
ピッ
早いなぁ
やる事が
坪倉のおじ様に
後でお礼を言わないとだね
洗濯してないからなぁ
荷物は
下着と着替えだけで
今回はちゃんと準備しよう
何日分かな?
私は実家に泊まるとしても
雅貴さんは
お父様と仲良く出来るだろうか
「杏?
支度は出来たぁ?」
『はぁ〜い
飲み物を持っていきたいの』
「車だし好きな物を
持っていけば良いよ」
『ありがとう
-☆Chu!!』
驚いた顔をして
「杏 悪さしてきたのに
いい度胸だね(笑)」
!!
お見通しだ
千里眼?
『車の中でいろいろ話しをするから
叱らないでね』
「杏は叱られる事
やっぱりしていたんだ(笑)
良いよ
帰ってきてくれたから」
『先の事はわからないけど
今は雅貴さんの側が良いです』
「(///ω///)♪
杏 いまそれ言う?」
『だって本当の事だから』
「嬉しすぎてどうしようかな」
『さぁ出かけましょう(笑)』