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Laziness と Hard working
第30章 嘘はつかないけど

『今はそれどころじゃないのに
プンプン!』

「怒った杏も可愛いよ

あっ!
もう誂わないから
機嫌直して」

ねっ?
ねっ?

ごめんね
あんまり可愛くて

杏と居ると
本当に嬉しくて
楽しくて
飽きないんだ

『早くおトイレに行ってきてください
コーヒーで良いかな?
遊んでばかりで
子供みたい(笑)』

「トイレには行くけど
何かあると悪いから
車で待っていてね

心配だから」

『コーヒーとお茶を買ってから
車で待ってます
それくらい大丈夫だから』

「駄目だよ
目の前で杏が拐われたら
僕はどうしていいか
分からなくなっちゃうよ

お願いだから
僕の言う事を聞いて欲しい」

『悪い予感はしないよ』

「杏は自分の事はわからないんだろう?
絶対にダメだから」

『じゃあ
雅貴さんが見ていて
買い物はして
車に戻る所を』

「わかったよ」

僕はふとよぎる不安に襲われながら
杏の言う事をきいた

わずか数歩
杏が離れただけで
不安になる

車に入った所を見てから
用を足す

外が騒がしい?
僕の車の周りに誰かが居る

杏と今城さんだ

口論中だ

内容は想像がつくけどね

『勘違いさせたならごめんなさい
でも 納得していましたよね?』

«私は藤井さんが心配だから»

『今は困ります
坪倉のおじ様まで迷惑をかけてしまう』

«坪倉?
雅貴さんじゃなくて?»

『そう
だからもう私に近づかないで』

«私は»

『私は最初に言いましたよね?
最初で最後だと

だから次はないんです
今城さんは大切な方が居るでしょ?
あの人との事しか
今もこの先もないんですよ

私とのこの先はあり得ないから』

«そんな!
杏ちゃんは平気なの?
坪倉雅貴さんに話しができるの?»

『もう全部を話しましたよ
笑って私にKissしてくれました

そう言う人じゃないとダメなんです
何をしても良いと
そう言ってくれる人じゃなければ

だから今城さんじゃダメなんです』

«全てを話した?
嘘だろ?»

「本当です
帰ってきてくれた
僕はそれだけ良いんです

誰かと今回の様な事をしても
杏がやりたい様にして
気が済んだら
僕の所に帰ってきてくれれば
それだけで良いんだ

麗子さんにも
杏は束縛したら居なくなるし
嫌われるよって
そう言われました」

«まさに今の状態だね»




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