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Laziness と Hard working
第30章 嘘はつかないけど

『雅貴さん
ごめんなさい

私 間違えちゃったみたい』

「いや
大切な過程なんだと思うよ

それより急ごうか」

『ゆっくりで良いです
待ち合わせ場所はわかったから』

「でも急ごう
早く着きたいんだ
懐かしい気がするから」

『覚えてるの?』

「わからないけど
杏の家が昔のままなら
思い出すかもね」

『ふぅ~ん
私はわからなかったなぁ』

「杏はまだ小さかったしね
あの頃も僕が杏を好きだった(笑)
この先もずっとずっと
僕は杏が好きなんだよな

敵わないよ(笑)」

『そう?』

「そうだよ(笑)
僕は昔も今も
杏しか見てないんだ
多分その頃の記憶があるから
他の女性に惹かれなかったんだと思うよ」

『覚えていないんでしょ(笑)』

「意地悪だなぁ(笑)
僕をからかってるでしょう?」

『何だか雅貴さんが
可愛いから』

「また言ったな
こら! 杏
ホテルに着いたら憶えてろよ(笑)」

『忘れちゃうよ(笑)』

杏いつも一緒に居たいんだ
楽しいしドキドキして
こんな気持ち初めてなんだ

ふと横を見ると
ウトウトしている
寝顔も可愛いよ

僕は杏に感謝しているんだ
誰にも関心が持てず
笑う事を忘れて
心を閉して
大切な事が何かも忘れていた

杏が居てくれたから
こうして笑ったり
また人と接する事ができた

人を恨むばかりで
感情を持たない様な
あの生活から連れ出してくれた

杏 
僕は杏が居てくれないと
何も出来ないほど
僕の中で杏は大きな存在に
だから側に居させてね

大好きだよ
僕の大切な人


僕は杏が何をしても良いと言ったけど
ひとつだけ駄目なことを
聞いて欲しいんだ

起きたら話すから

聞いてほしいな


navi
間もなく目的地に着きます
ルート案内を終了します


「杏?起きて
着いたよ
ここで良いのかな?」

『うぅ〜ん
着いたの?』

パチパチ
瞬きして

『ここじゃないよ』

「えっ?naviが」

杏が道案内をして
間もなく着いた

『おじ様は着いたのかな?』

「運転手が居るからね
大丈夫だと思うけど」

『連絡してみるね?』

RURU RURU 

おじ様?
着きましたか?
はい
エントランスで待っています



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