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Laziness と Hard working
第30章 嘘はつかないけど
こそこそと
親子が話しをしている
「⋯いや⋯一緒に⋯」
ニヤリと笑うおじ様
雅貴が一緒の部屋が良いと言うが
杏ちゃんはどうする?
今からじゃ
家に帰るのはね?
『別々で良いですよ
雅貴さん
運転で疲れているだろうし』
「嫌だよ
一緒に寝て欲しいんだ」
『(///△//)』
杏ちゃんが嫌なら
別々に部屋を取るけど
もう無いかもなぁ
今日は何かの集まりがあるらしく
ほぼ満室みたいだよ
私はsuiteだけど
雅貴にも semi suiteを取ったよ
一緒に泊まっても大丈夫じゃないか?
ところで康綱がよく言っていたんだが
○○寿司は知ってる?
本当は康綱と
一緒に行くはずだったんだ
今日じゃなくても
今回こちらに来たから
是非行きたいんだ
これからでも良いけど
もう終わっている?
『わかります
私は行った事はないですが
父はいつも美味しいと
私が大人になったら
いつか結婚したら
私と私が選んだ人と行きたいと
話していました』
雅貴は行けないなぁ(笑)
まだ選ばれてないから
「· · ·」
『お二人で行ってきてください
父も喜ぶと思いますから』
「杏が選ばなくても
一緒に行きたいよ
杏のお父さんが好きなお店だよ」
『私はお腹がいっぱいです
父と話しもしたいし』
今日はルームサービスで
取り敢えずふたりとも
荷物を置いたら
私の部屋に来なさい
話しておく事があるから
『キレイだね(笑)
私、地元だから
このホテルに泊まること無いから』
ギュッ
あぁ杏だぁ
「やっと抱きしめられた
ホッとするんだ
少しだけこうしていて」
ぎゅ~ぅ
雅貴さん
私も落ち着くんだよ
「やっぱりKissしたい♪」
すっと手が僕の頬を
チュッ
チュッ
「あん」
抱きついて来て
『後でいっぱい愛して♡
雅貴さん♡
だ · · ·♪』
「え?
よく聞こえなかったよ
もういちど言って」
『おじ様を待たせてはダメです
行きましょうね(笑)』
「なんて言ったの?」
『知らない(笑)』
「本当に聞こえなかったんだ
ねぇ? 教えてよ」
『後でね』