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Laziness と Hard working
第31章 藤井家 の 人々

「杏?
髪の色が変わって」

『坪倉様
兄が帰ってくるまで
時間が少しかかります

お時間を頂いて申し訳ありません
坪倉様 お話していた様に
よろしくお願いいたします』

康綱がいたな

「あれは杏じゃないの?」

わからない
今は杏ちゃんと
普通に話しが出来ないだけだ

「元に戻る?」

わからない
戻って欲しいが
康綱が望まなければ
どうなるかわからないな

雅貴
信じなさい
杏ちゃんを信じて
杏ちゃんが望んでしている事だ

心を穏やかに
お前が愛している
厳かな杏ちゃんを信じなさい

「凛とした杏
見た事が無いよ
でもとても素敵だ」

朝 僕に甘えて
ギュッと!して
そう言った杏

驚かないで
見守って欲しいと
言っていたね

何が起こっても
僕は杏を信じているから
 ✡┈❁┈✡┈❁┈✡┈❁✡❁┈✡┈❁┈✡┈❁┈✡

“お待たせいたしました
お久しぶりです
坪倉さん

慧が戻って来るまで
まだ少し時間がかかります”

お茶を差し出しながら
お辞儀をする女性は
杏のお母さん?

見目麗しいと
そう言うのだろうか
それとも
別嬪
そう言うのだろうか

杏はお母さんにも似ているね
才色兼備そんな感じのお母さんだね

相変わらずお美しい
康綱もここにいて見守っていますよ

“坪倉さん
杏の事を
何故知ってるのでしょうか?”

今はお話する時ではありません
今日が終わったら
ゆっくりお話をしましょう

それが康綱と杏さんが望んだ事
私からはそれしか言えません

“何かをご存知なのですね
杏も見守ってほしいと
私にいいました
さきほど康綱もそう言っていました”

康綱が?

“ええ
杏が私を康綱と話させてくれました

杏はとても力のある子なのです
それを嫌って
康綱は子供の頃から
必死で阻止してまいりました

ですが今回はふたりで力を合わせ
藤井の家を護ろうとしています

坪倉さんもお力添えを
どうぞよろしくお願いいたします”


深々と頭を下げ
その姿がまた美しく
なんて品のある女性なのだろう
と雅貴は思っていた

雅貴
杏さんのお母様だぞ
美しくて当たり前だ

「そうですね」


“申し訳ありませんが
杏の手伝いをしますので
私も中座させていただきます”




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