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Laziness と Hard working
第32章 穏やかに
《カッコイイね(笑)
雅貴さんは
杏のためなら
プライドも捨てられるのね
杏もこんなに愛されて
幸せね
ちょっと羨ましいなぁ》
『麗子ちゃんは
亜麻屋さんとくっついたら
良いんだよ
彼は本気だよ』
《知ってるよ
でも私は
ダメなんだよ
警察の人はね
杏もわかってるよね?》
『わかってるよ
亜麻屋さんは
警察辞めても
麗子ちゃんを追いかけるかも
重いかなぁ?』
《面倒くさいな
正体明かすのも嫌だし》
『そうかぁ
お似合いなんだけど
麗子ちゃんの気持ちがね(笑)』
《良い人だから
こちらには引き込めないでしょ(笑)》
聞いてもいいかな?
『駄目だよ(笑)
雅貴さんには話せないの
これは
麗子ちゃんの事だから』
《今は無理かな
いつか話す機会もあるかもね》
わかったよ(笑)
杏も麗子ちゃんも
秘密だらけで全てを知るのが
大変だね(笑)
麗子ちゃんも
話したくなければ
言わなければ良いから
僕は杏の周りの人も全て
そういうスタンスで
行こうと思うんだ
杏の影響だよ
良くも悪くも
杏は僕に多大に
感化されているよ
僕の全てだからね(笑)
僕は杏の一部でありたいんだよ
《ふぇ〜!
杏の一部ね(笑)
凄い事を言うんだね
杏にも話しているの?》
勿論だよ
杏が知らなければ
一部になれないから(笑)
拒みも受け入れも
してくれないんだよ
でもこうして一緒に居てくれる
それだけで幸せなんだ
《ハイハイ!
オノロケはいりませんから
どれだけ見たか(笑)
杏?
好きとか嫌いとか抜きにして
今は幸せなの?》
『うん
雅貴さんの側は
安心するよ
落ち着く?
楽ちんなんだよ
色々気を使わなくても
何となく伝わるし』
《そうなんだね
良かった
そろそろ私もお役御免かな?》
『麗子ちゃんが居るから
ここに居ても平気なんだよ
一生離れないから(笑)』
《そうだね
私も離れられないな(笑)》
だから妬けちゃうんだよ(笑)
『それはひどい仕方が無いね
麗子ちゃんがいて
私が居るんだよ』
僕はそれでも
杏が居てくれたら
それで良いんだ