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Laziness と Hard working
第33章 麗子ちゃん 行ってらっしゃい そして私も
『あっ!
鮭もお願いします』
「わかったよ
切り身で良いのかな?」
『そう、5枚くらい
行ってらっしゃい』
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【私も久々で嬉しいなぁ
お正月とか帰ってこないしね
知ってて作ってくれたの?】
『ん〜、どうかな?
でも、何かそうしたいと思ったの
それぞれの家で味や具は違うけど
藤井の家の味でごめんね』
【杏の家の味は
美味しいに決まってるよ
慧さん、いつも話していたよ】
『麗子ちゃん
ゴボウのささがき出来る?』
あっという間に、料理が出来ていく
本当に早い
杏ってこんな一面もあったんだね
お祝いのお料理のつもり?
『あ〜!
ご飯でも良いかなぁ?
お餅が無いよ(汗)』
【ご飯が良いよ
お餅はあんまり好きじゃないから】
『知ってるよ(笑)
私も好きじゃないから』
【まだコロッケある?
あれ、メチャクチャ美味しかった】
『作るよ
簡単だから』
【良いの?
嬉しいなぁ♡】
『まだ雅貴さんも帰ってこないしね
チーズを入れたらどうなるかなぁ?
ハズレかな?
試してみよう(笑)
作りすぎちゃったかな
まぁ、明日も食べられるし』
「ただいまぁ
凄くいい香りがするね
お腹空いたよ」
『おかえりなさい
ご飯が炊けてなくて
もう少しだけ待ってね』
「鮭は?」
『貰う♪
麗子ちゃんは雅貴さんと
お話でもしていてね』
【「いただきます!」】
「これ?
見た目が良くないって
具だくさんだね
ん!
なにこれ!
美味しいんですけど」
ニヤリ
【ね!
見た目に騙されちゃいけないのだ(笑)
美味しいでしょ <(๑¯﹀¯๑)> エッヘン!!】
「こっちの煮物も
メチャクチャ美味しいよ」
『コロッケ
柚子味噌とケチャップ
好きな方で食べてね』
【「ごちそうさまでした」】
【やっぱり
杏は料理が上手いよね
絶対に作れなさそうなのに
ギャップがあるよ】
「そうだね
でも、料理は美味しいね
ね?
このお汁の作り方を教えて
また食べたい?飲みたい?
ハマっちゃった(笑)」
『お気に召して頂いて
良かった(๐^╰╯^๐)♬』
こうして
麗子ちゃんは残りの数日を
杏と雅貴と過ごした