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Laziness と Hard working
第33章 麗子ちゃん 行ってらっしゃい そして私も
『麗子ちゃん
またね♪
いつも泣いちゃうけど
ごめんね
雅貴さん
ありがとうです
-☆Chu!!』
杏は本当に寂しそうに笑った
放っておけないよ
僕は何となく
杏が考えている事がわかっていたんだ
僕の元から離れてしまう
そして、ひとりで何処かへ
それでも僕は杏が大好きだから
杏の望むようにしたいんだよ
「仕事があるから
部屋まで送るだけになるけど
ごめんね」
『気にしないで
途中で降ろしてくれて
かまわないから』
「また何かあると悪いから送る
杏に何かあったら大変だ」
『過保護だね(笑)
帰りは遅いかな?』
「たまに何処かに食べに行かない?
毎日、食事を作ってもらって
僕は嬉しいんだけど
デートしたいんだ♡」
『うん♪
それが良いね
雅貴さんに任せます』
「何が食べたいか考えておいてね
杏は和食かな?」
『うん、でも
イタリアンが良いかな
和食でも良いけど(笑)
お見通しだから
全部任せます』
「わかったよ(笑)
任せてね」
杏はちゃんと
僕に話してくれるだろうか?
ずっと一緒に居たい
僕の我儘なんだけど
色々あり過ぎて
杏も僕を頼ってくれているのが
わかるから
だから、心配してしまうし
もう離れたくないんだけど
でも、杏は決めているんだと
僕は思っているんだ
゜*.。.*゜*.。.*゜*.。.*゜*.。.*゜
長くお世話になっちゃったなぁ
このままじゃいけないんだよね?
雅貴さんが貸してくれる部屋
一人で住むんだなぁ
寂しくなっちゃう
ここでお試し辞めるのも
良いのかもね
それとも
私も雅貴さんが好きです
そう伝えてみようか?
でも、出来ないな
約束
雅貴さんとの約束
週末に
行きたがっていた温泉に
一緒に行こうって
誘ってみようかな?
私が出来ることは少ないから
雅貴さんの好きにしてもらおう
きっと私の考えている事が
わかるから