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Laziness と Hard working
第33章 麗子ちゃん 行ってらっしゃい そして私も

父が声をかけてきた

杏ちゃんどんなかな?
ご飯でも食べに行きたいんだが


「近々、引っ越しをすると思うから
その後が良いんじゃないかな?」

えっ?
一緒に暮らしていかないのか?

「杏の好きなようにさせたいんだ
別れるつもりはないけどね」

色々あり過ぎたからなぁ
杏ちゃん、何かあるんだな?
雅貴、ちゃんと護ってやるんだぞ

子供とかは考えないのか?

「それは僕達の問題だし
もしできたら
坪倉に入れるけど
それが杏との約束だから」


ん?
杏ちゃんは気にしているんだね

雅貴
たまには私とご飯でも行かないか?
杏ちゃんが引っ越した後だな


あぁ、来月かな?
出張してもらう予定だが
大丈夫か?

「仕事はちゃんとしますよ」

わかってる
杏ちゃんが引っ越したら
また仕事の鬼になるのか?

「それは無いと思うよ
一緒に暮らしてなくても
杏が居るから
子供が欲しいと杏に言ったんだ
杏は育てるのは僕だと言う
理由はわかっているから」

もし子供ができたら
坪倉で良いんだな
康綱も許してくれるだろう

そうかぁ・・・・・・・

「これ以上は話さない
ただ、
杏は貴方に父親の事を
聞きたいんだよ」


そうだな
全部話してやりたいが
まだ話せない事があるからな

「んっ!
話してやれよ
あんなに苦しんだんだ
もう、受け入れることは
簡単に出来るはずだよ」


それでも話せない
康綱の頼みだからな

「貴方にとって
杏の父親は何なんだ!
隠したいことばかりなのか?」

お前にもいつか話す時が
杏ちゃんが
もう苦しまないと良いんだかな

「まだ苦しむのか?」

今がその時だよ
だから杏ちゃんは
お前の側を離れたんだ

予感がするんじゃないかな?
お前にもわかるか?

「僕は、杏の考えが全て
わかるわけじゃないんだ

何となくなんだよ」

そうなんだな
どちらにしても
杏ちゃんの様子を
見守るしかないな

私も雅貴、お前もな

「側に居てやりたいのに
護りたいのに
ほんとに役に立てない」



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