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第10章 坪倉　雅貴

　「杏？　もうひとつ　
私じゃなくて俺じゃなくて
もし僕って言う時があったら　

私の殻が無くなった時だから
覚悟してね？」

『それは？　雅貴さんが素になる時？』

「そうだね
結婚した時にも言わなかったけど

杏と話してると　
僕って言いそうになる気がするんだ」

『覚悟って何？』

「· · ·

杏　大好きだよ」

優しくKissを髪に落とした

私はどうする？

“寂しいのかな？　
パンドラの匣があるのかな？”

私は雅貴さんを抱きしめた
“泣いてるの？”

「あん？　Kissして」

雅貴さんの唇に触れるか触れないかの
Kissをした　

「⋯あ⋯んっ⋯もっと⋯激しくKissして」

『雅貴さん？　どうしたの？』

そして柔らかな唇を舌先でなぞる

雅貴さん
舌が絡むように吸いついてくる

『ﾝｩ〜⋯ﾊｧｧﾝｯ　
ねえ⋯ﾝｧｧｧ⋯どうしちゃったの？
　⋯ｱｧｧ〜⋯雅貴さん？』

「⋯杏？⋯ごめ⋯ん　
抑えが効かなくなってた」

『⋯ﾝｧ〜ﾝｯ』
Kissが熱い
秘部がキュンと疼く


「あん　柔らかい　」
クチュクチュ

　『ﾊｧｧ〜ﾝ⋯　アアアッ』

「⋯あん⋯ﾊｧｧ⋯壊しちゃいそう⋯
吸い付く肌も⋯この胸も⋯あん⋯」
貪る様に胸に吸い付き
甘く噛む

『アアアッ〜ん⋯やっ⋯ん⋯雅貴さん⋯　
激しい』

「こんなに硬くなって⋯あん⋯声を聞かせてよ⋯
⋯可愛い⋯声」



身体を這う舌が臍を　更に下を目指す

感じ過ぎちゃうよ
頭がボーッとしちゃう

目の前がチカチカしてくる

『⋯さ⋯た⋯かさん⋯ダメｯ⋯アアアッン⋯
ン⋯⋯』

秘部に口づけをする
「杏　凄い　トロトロだね？
感じてるの？　
オレも感じるよ

杏　もっと鳴いて
沢山　逝かせてあげる」

グチュグチュ　
　
靭やかな指でクリトリスを弄る

『⋯アアッ⋯ン〜⋯ン〜⋯』

「ここ？　かたくなってきたよ
吸い付くとどうなるかな？
舌で舐め回しちゃう」

『· · ·ン〜⋯イヤぁ⋯アアッ⋯〜⋯ﾝｯ⋯』
登りつめた快感に弾けそうになる
身体がしなる

「逝きそう？　
可愛く鳴いて　杏　大好きだよ
逝って　」

そう言う舌を絡め激しく吸い付く

『⋯アッ⋯ｱｧｧ〜ﾝｯ⋯逝っちゃう⋯イクっ⋯
· · ·⋯いやぁ〜⋯イクゥ⋯』
弾ける