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第6章 信の恋

「お、お、俺んちって・・・」

時田が真っ赤になって焦ってる


「冗談だよ。今日の所は・・・だけど」

「な、なぁんだ・・・そっか」

「なに、ホッとしてんだよ」

「や、や・・・そんな事は・・・ないけど・・・」

「やべ・・・俺・・・浮かれてるかも」

「え？」

「ちょっ・・・あんまこっち見んな。テレる」

時田にからかわれるのが恥ずかしくて片手で自分の顔を覆った

「・・・後藤君、顔あかい・・・」

「うるせ。お前だってトマトも真っ青な赤さだわ」

「後藤君の方があかいです～」

「時田の方があかいです～」

小学生の言い合いみたいな俺達
でも・・・すげ～楽しい
時田といると・・・
俺・・・なんか・・・めちゃくちゃ嬉しくなっちまう


「・・・送るよ」

「え？」

「何、残念がってんだよ」

「べ、べつに・・・」

「明日・・・デートしようか？」

「え？」

「え？って・・・お前そればっかだな」

「ご、ごめん」

「お前も休みだろ？明日・・・どこに行きたいか考えててよ」

「い、いいの？」

「嫌なの？」

「う、嬉しい！！」

「決まりだな」

時田の嬉しそうなトマト顔が俺を更に嬉しくさせてくれた