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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
田淵さんは柳さんの事が本当に好きなのだろう
彼に近づく誰もを許せなくて伊織ちゃんや私に意地悪したんだろう
例え、それが間違ってるとしても・・・

そして柳さんのファンが田淵さん以外にも居るって事は理解ってる
だから余計に嫌だった
柳さんと一緒に居ればまた同じ目に合うと思ったから
私は目立つ事なく平穏に学生生活を過ごしたいだけなのに・・・

「ほ、本当に大丈夫ですから」

私は再度、丁寧にお断りをお願いした

「わかった。なら校門まで。」

「いや・・・本当に・・・」

「そこまで嫌われると傷つくわぁ。彼氏に怒られる?」

「お、怒るとかではなくて・・・み、見られたくないんです・・・柳さんとこうして話をしてるのを・・・他の女子の方に・・・」

「一番の諸悪の根源にはさっき物申したから大丈夫だとは思うけど・・・」

「や、柳さんはおモテになるようなのでまた変な誤解をされるのが嫌なんです」

はっきり言った

「まぁ、モテんのは否定しない。ほら俺ってカッコいいし?」

「・・・はぁ」

柳さんはニッコリ笑った
笑わそうと思ったのかな?
あんまりおもしろくないので、気の抜けた返事しか出来なかったけど・・・

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