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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
「お、俺も行っていいですか?」

優の言葉に俺は頷いた

この間、このはに学校の話を聞いた時に確かに多田君って言ってたな
まさか、優だとは思わなかったけど・・・

優と仲良くなってた話は聞かなかったが・・・
確か、このはの話では田淵さんや横井さんに物申したんだっけ?
そっか・・・
言いたい事、言える様になったのかな?

優がどんな奴かは知っている

確か去年の今頃だったか?
俺が刑事の仕事の合間に親父の道場に顔を出すと、見慣れない学生が練習に励んでいた
真面目に練習する姿を見て、何度かアドバイスをしたりもした

学生が習いに来るのも珍しくもなかったが、あまりにも真剣だったのでどうして道場に来たのか聞いてみた

「・・・強くなりたいんです。強くなって・・・今まで俺の事、バカにした奴らを見返してやりたいんです」

「・・・そうか」

「強くなれるかは理解らないですけど・・・何もやらずにいるよりはいい様な気がして・・・」

「・・・そうか」

「でも、楽しいです!!ここは俺を知ってる人も居ないし、体を動かすのも楽しいし!!」

「頑張れよ」

優にどんな事情があるにせよ、頑張ろうとしてる奴はいつだって応援したくなるだろ?

だから時々、様子を見に行っては練習相手になったりしてたんだ

(バカにされてないか?大丈夫か?)

訊きたかったが野暮だと思った
ここでは優を知らない俺でいいと思ったから・・・
時々、見かける俺を慕ってくれてたかわいい奴だなって・・・

親父がそんな俺達を見て
「お前の高校の後輩だ」
って聞いた事はすっかり忘れてたんだ

だから、メガネをかけて制服姿のお前の姿はいつもの優じゃないみたいだった
時々、道場で会うお前は道着を着て一生懸命に練習する姿だったから

そんなお前を知ってるから・・・
お前が興味本位で俺達の話を聞きたいなんて・・・
これっぽっちも思っちゃいないよ

優もこのはを心配してくれてる仲間なのか?
だったらいいな。

このはを心配してくれる友達が出来たなら、例え男でも俺は・・・
うん。大丈夫だ。
・・・と思う事にした

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