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あなたがすきでたまらない
第11章 このはvs・・・
「け、啓介さん・・・ごめんなさい・・・」

ドアを閉め振り返ると泣きそうなこのはが呟いた

「何が?」

「二人の関係がばれてしまって・・・」

「このはが気にする事ないよ。俺が浅はかだったから」

「でも・・・」

「でも、は無し。このはに何かあれば俺が責任取るって言っただろ?」

「・・・はい」

「お腹空いたな!!何か食べよう!!な?」

俺はこのはの頭をよしよしと撫でた


「・・・啓介さん・・・何食べましょうか?」

「え?」

「買い物してないです・・・」

このはの顔がまた青くなっていく

「あっ!!ごはん!!ごはん炊きましょう!!おにぎりなら作れます!!」

「それもいいけど・・・このはのおにぎりはお昼においしく食べたから・・・」

「・・・ですよね」

「このは、パスタ茹でて」

「パスタ?」

「ナポリタンなら作れるよ。玉ねぎもあるし、ニンジンもハムもある。どう?」

「はい!!作りましょう!!」

このはの顔に元気が戻った
何気ない事でもこのはに悲しい顔はさせたくないから



「で・・・また何か言われたの?」

二人で作ったパスタを食べながらこのはに訊ねた
悲しい事は思い出させたくなかったけど・・・
このはに何があったかは知りたかった

「えっ・・・と。お、おいしいですね!!ナポリタン!!」

「うん。美味いね。で?何言われたの?田淵軍団に」

紺野さんの言い方を代用した
このはの下手な誤魔化しが俺に通用する筈ない

「田淵さんと言うか・・・横井さんに・・・」

「横井さん?」

「はい・・・」

このはは観念した様にポツリポツリと今日の出来事を俺に話した

実行委員で柳と一緒だった事
教室で待ち伏せされた事
田淵さんではなく横井さんに言われた事
柳が少し怖かった事
柳が途中まで一緒だった事
そこで、紺野さん達に会った事

告白された事・・・

俺は黙って聞いていた

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