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あなたがすきでたまらない
第12章 青春の恋花
「昨日の二人には俺からも言った。紺野さんに直接謝りたいけど・・・」

「お前は金輪際、伊織に話しかけんな」

「・・・わかった」

柳の去って行く後ろ姿を見て・・・
少し思う所もあったけど・・・

その後の田淵を横井の行動に腹が立ちすぎて忘れてしまった


「委員会はラブラブな紺野さんと、高橋君がお似合いだと思います~」

「はぁ?何言ってんのよ!!押し付けんな!!」

学園祭の委員会を誰がするか・・・
に、ありがたくも推薦されたって訳
伊織は元々、気が強い
いじめられたって唯じゃ起きない

美人な伊織とそうでない二人
俺は気がつくのが遅かったけど、いじめを知ってた男子は伊織の味方だった

「そうだぞ!!紺野さんに押し付けんな!!」

「・・・男子・・・うざ・・・」

教室でのバトルが始まった

こうやって男共が伊織に味方する辺り・・・
俺は幼馴染だからという関係のぬるま湯につかっていたんだろう

柳以外にもライバルは沢山いる事を改めて思い知った


「いいじゃん!!委員会!!やろうぜ!!俺と伊織でさ!!」

幼馴染の特権をフル活用した
紺野さんではなくて伊織・・・
今度は俺がいじめられるかもな

でも、それでいい
伊織への理不尽な怒りが俺に向けば・・・


「女子のいじめって・・・ホント醜いな」

多田の一言で教室内はシーンとなった

「聞いてて呆れるよ。一人じゃ何も出来ない連中が・・・同じクラスに居るかと思うと・・・」

「た、多田は黙ってろ!!」

田淵と横井が粋がった

「図星つかれて焦んなって。カッコ悪いから」


後から知った事だけど・・・
多田も伊織と俺の昨日の場面を見てたらしい
柳と・・・

で、柳が申し訳なく思ってた事も話してくれた

柳が止めに入ろうとした所で俺が先に登場した・・・らしい
それを聞いて心底ホッとした

柳が伊織を助けてたら・・・
伊織だって好きになってたかも知れない

それから伊織へのいじめは酷くはならなかったが相変わらず友達は居ない様だった

「直哉が友達で居てくれるからそれでいいよ」

って伊織が言うから・・・
俺の気持ちを伝える事はしない方がいいって思ってたんだ

でも、伊織は友達が出来たよな?
だから・・・
もういいかな?
俺の気持ちを伝えても・・・



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