この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第12章 青春の恋花
「ずっと待っててくれたの?」

「ん?いや・・・まぁ・・・うん・・・」

「・・・そっか」

おかしいな
いつも二人で帰ってんのに・・・今日は何だか緊張して上手く話せない

「た、楽しかったか?」

「う、うん!!すごく楽しかった!!それに土曜日も一緒に遊ぶんだぁ。このはの頼れるお姉さんも一緒なんだよ」

「・・・良かったな」

女友達と遊ぶのが久しぶりでよっぽど嬉しいんだな
中学の友達とは高校が離れて遊ぶ機会もなかったし・・・

「友達が出来て良かったな」

「うん!!今までは直哉しか話せる人っていなかったからさ」

俺の胸は少しズキンと音をたてた
もう、俺は必要なくなったのか?
友達が出来たら・・・もう俺は・・・

「・・・直哉?」

「い、伊織はその・・・お、俺の事・・・やっぱいい!!」

くそっ・・・どうしても言えねぇ・・・
何ビビってんだ俺?
伊織に伝えたい事は沢山あるのに・・・
伊織と友達でも居れなくなると思ったら・・・
情けねぇ・・・


「変な直哉。ね?お腹空いたね!!早く帰ろう!!」

俺はポケットの中を握りしめた

「も、もう少しだけゆっくり帰らねぇか?」

「でも・・・私、お腹ペコペコだよ?」

「こ、こ、こ、これ・・・やるよ」

「何?何?・・・アメ?」

俺はコクリと頷いた


「・・・これって・・・」

伊織がアメを見て・・・俺を見た

「だ、だから・・・そ、その・・・俺が言いたいのはそういう事で・・・」

「・・・わかんない。こんなんじゃ・・・ちゃんと言って?」

「そ、そこに書いてあるだろ?そ、そういう事だよ」

「私はちゃんと聞きたいの」

「す、好きだ。ずっと・・・ずっと・・・小さい頃から・・・伊織の事が」

言った!!言えた!!
俺の生まれて初めての告白
多田の言う通りこれでもかと思う程、勇気を振り絞った

「わ、私も・・・直哉が好きだよ・・・」

「お、幼馴染としてじゃなく?」

「幼馴染としてじゃなく」

「と、友達としてじゃなく?」

「友達としてじゃなく」

「お、俺の事が?」

「直哉の事が・・・大好きだよ!!」

「お、俺も!!伊織が大好きだ!!」

神様!!
飴様!!
俺に勇気をありがとう!!

俺は嬉しくて伊織を抱きしめた


/816ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ