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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
多田君side


腹空かしてきて大正解
めちゃくちゃ美味いし、師範の家で飯が食えるなんて最高だ

「遠慮しないで」

その言葉を真に受け俺は豪華に並んだ食卓の料理を食べた

隣で直哉も遠慮がちに料理を食べ、照れ臭かったのか紺野さんに言ってはいけない事を言ったのを俺は聞いていた

「直哉のバカ」

本心だった
見て見ろよ。紺野さんの泣きそうな顔
お前はさっきから肝心の紺野さんの浴衣姿も褒めねぇし・・・
何やってんだよ。って思ってた
せっかく彼女になれたんだろ?
俺の前じゃ「伊織、伊織」ってうるせぇくせに・・・

紺野さんはお手洗いと言って席を立った

「・・・直哉、お前ってほんと、バカでアホだよな」

「・・・わかってるよ」

そんな直哉をユキさんは軽く叱った

「俺もちょっとトイレ・・・」

直哉は泣きそうな顔で紺野さんの後を追いかけた


ユキさんと師範のお母さんに囲まれて今度は俺が気まずくなる

(やべ・・・何話せって言うんだよ?)

「あの・・・多田君?これ・・・啓介さんのたこ焼きです」

谷川さんがナイスタイミングで現れた

「師範の?」

(うわぁ~。マジか!!夢みたいだ・・・)

「美味い!!最高に美味い!!今まで食べた料理の中で一番美味いな!!」

思わず言ってしまったが本心だった。
今まで憧れてた師範のたこ焼きが食えるなんて・・・

「あら~?じゃあ、ママが作った料理はたこ焼きに負けたって事ね」

ユキさんがクスクスと笑った

「いや・・・その・・・あの・・・」

俺は何て言っていいかわからず俯いた

「多田君は啓介が好きなのね~」

俯く俺をユキさんは更にからかう
直哉の気持ちが少し理解った
こんな時どうすればいいのか・・・

「ユキ。からかうのは止めなさい。多田君。これ啓介に持って行って?」
師範のお母さんがビールと唐揚げを手渡す


「師範。これ・・・」

俺は汗をかきながらたこ焼きを焼く師範に差し入れを持って話しかけた

「お!!優!!ありがとな!!気が利くな」

なんて笑いかける師範

「いえ・・・たこ焼き美味しかったです」

「そっかぁ?ありがとな!!」

師範・・・
俺・・・
いっぱい話したい事があるんです
今なら言えるかな?
俺の師範の憧れの理由・・・

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