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あなたがすきでたまらない
第13章 みんな集まれ!!たこ焼きパーティー
「す、すいません!!」

俺は謝り、その場を逃げ出した

「おい!!待て!!」

警察官の言葉に振り返らず無我夢中で走った


「ハァ・・・ハァ・・・」

(ここまで来れば大丈夫だろ・・・)
ドキドキする心臓を抑え俺は河川沿いの橋の陰に隠れた

「・・・お前・・・足・・・速いな・・・」

ぜぇぜぇと俺の後ろからさっきの二人組の警察官の若い男が話しかけた

「な・・・なんで・・・?」

何だよ・・・
最初の一回のサボりなだけで・・・
俺は・・・

中学三年の夏だった

俺は後悔した
内申書に響くかも・・・
アイツらと同じ学校に・・・
いや・・・
親にバレる・・・
色んな考えが俺の頭の中を駆け巡った

「なんでって・・・俺が訊きたいよ」

ハァハァと俺を追ってきた若い警察官は被っていた帽子を団扇代わりにパタパタと扇いだ

(終わった・・・もう走れない・・・)

俺はがっくりと項垂れた


「・・・しっかし・・・暑いよなぁ?」

「・・・」

「何?あんだけ走って暑くないの?」

「・・・」

若い警察官は俺に話しかけるも・・・
俺の頭の中は絶望でいっぱい

「・・・俺・・・捕まるんですか?」

「・・・なんで?」

「・・・逃げたから・・・」

やけになった俺はやっとの思いで若い警察官に話しかけた

「・・・なんで逃げた?」

「・・・学校に行かなかったから・・・」

俺は内心、どうにでもなれ。と言う気持ちでいっぱいだった

すると・・・

「ははは!!お前は・・・良い奴だな!!」

「は?」

何故か笑ってる若い警察官
意味が理解らない

「・・・なんで笑ってる?って顔だな」

「・・・はい」

「・・・理由があんだろ?行きたくないって・・・」

「・・・はい」

俺にとっては大事な理由だった

「・・・じゃ、行かなくていいんじゃね?」

「え?」

耳を疑った

「お前~。逃げんなよ。追いかけなきゃならなくなるだろうが。」

「え?」

「お前に理由があるのなら行かなくていい。って言いたくて追いかけたんだよ」

「は?」

意味が理解らない

「・・・制服着て、行くつもりだったんだろ?学校」

「・・・」

「・・・けど、行きたくないんだろ?」

俺はコクリと頷いた

「じゃ、行かなくていいよ」

若い警察官はニッコリと笑った

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